まるで「東京チカラめし」…「いきなり!ステーキ」74店閉店に飛び交う皮肉

 2月26日、ペッパーフードサービスは2019年12月期決算説明会をおこない、20年度中に「いきなり!ステーキ」74店舗を閉店させることを明らかにした。まさにいきなりの大量閉店に、ネット上ではある疑問の声も上がっている。

「同社は昨年11月にも44店舗の閉店を発表していましたが、今回の説明会ではさらに30店舗を追加した74店舗を閉店すると説明しました。閉店の内訳は直営・委託が48店、フランチャイズ加盟店は26店とのこと。なお、20年度の新規出店は直営・委託とフランチャイズを合わせてわずか2店舗のみの予定となっているので、店舗数は大幅に減少することになりそうです」(週刊誌記者)

 この発表にネット上では、《近所の「いきなり!ステーキ」は夕食どきでも空席が目立っているようだし、仕方ないだろう》《大量閉店も正しい選択だとは思うが、それより料理の値段とクオリティをなんとかして欲しい。数年前の方が安くてよっぽど美味しかったのでは》《急拡大したと思ったら、あっという間に大量閉店。「東京チカラめし」を思い出しますね》など様々な声が上がっている。

「確かに、『東京チカラめし』も2011年の1号店を開店後、急拡大を見せ、約1年で100店舗を達成しましたが、人材育成が追いつかなかったなどの理由で大量閉店を余儀なくされ、現在は7店舗にまで縮小しています。一瀬邦夫社長は今回の説明会で“原点回帰”を掲げ、今後は銀座と錦糸町の2店舗で、3月2日から1カ月限定でリブロースをオープン当初の価格1グラム5円で提供することを明らかにし、客の反応を見てメニューや価格を見直していくとのことです」(経営コンサルタント)

 再出発に期待したい。

(小林洋三)

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