7月8日におこなわれたサッカー東アジアE-1選手権「日本-香港」のテレビ平均世帯視聴率は6.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。ワンサイドゲームの展開になったとはいえ、ゴールデンタイムで放送された代表戦としては寂しい限りだ。
試合は6-1と快勝したものの、顔と名前が一致しない代表選手が多く、よほどのJリーグファンでなければ最後まで見続けるのは難しかったのではないか。森保一監督は「来年の本大会に向けて戦力アップを図りたい」と、今回のメンバーはJクラブ所属の国内組のみで構成している。
会場となった韓国は7月は高温多湿で蒸し暑い上、龍仁ミルスタジアム(収容人員3万7155人)は「韓国内でも屈指の交通アクセスの悪いスタジアム」とされており、香港戦の観客は687人というガラガラ状態だった。
とはいえ、今大会のメインイベントは15日におこなわれる日韓対決だ。
「前回大会(22年)は日本で開催され、最終戦の日韓対決が優勝決定戦となり、日本が3−0で快勝。森保監督にとって代表での初タイトルとなりました」(サッカー記者)
この時の平均世帯視聴率は9.6%だった。今回も日韓対決で優勝し、視聴率が二桁を超えれば、森保ジャパンにとって一つの合格点と言えそうだが、果たして――。
(小田龍司)