連続強盗事件に「量刑教育」を…古市憲寿氏から消えた「慶應」の肩書き

 8月下旬以降、東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県で強盗事件が相次ぎ、これまで30人以上が逮捕されている。社会学者の古市憲寿氏が10月20日放送の日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」に出演し、連続強盗に言及したのだが、一部視聴者の間では肩書きの変化が話題になっている。

 番組で掘り下げたのは、10月17日に千葉県市川市で発生した強盗事件。男3人が民家に侵入して室内を物色し、住民の50代会社員女性に暴行を加えて連れ去った。その後、女性は埼玉県内で保護され、一緒にいた職業不詳の藤井柊容疑者(26)が監禁容疑で逮捕されている。監禁された女性の母親は、番組の取材に「命だけでも…と祈っていました。まさか現実にこういうことが起こるとは…」と語っていた。

 スタジオで意見を求められた古市氏は「早く指示役の人たち、犯人たちを見つけるってことが大事かなと思います」と述べ、実行役の多くが若者である点については、「学校現場で何かケアができるケースもあると思うんですね」と前置きしてこう続けた。

「量刑みたいなことを日本で教えてもいいかなと思うんですね。特に強盗殺人って量刑がめちゃくちゃ重いんですよ。基本、まあ無期懲役、死刑みたいな形だったりして。犯罪にもレベルがあって、この犯罪は本当に量刑が重いからこういうことはやめましょう、みたいなことをもう少し学校現場で教えてもいいんじゃないかなと思いました」

 犯罪の量刑について教える「量刑教育」を訴えた古市氏だが、SNSでは画面右下に表示された肩書きについて、《あれ? 肩書き変わった?》《慶應の肩書きが消えてる》などと指摘する声が相次いでいた。

「新たな肩書きは日本大学藝術学部客員教授というもの。これまでは慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員もしくは上席所員として紹介されていましたが、この春からこの肩書きが使われている模様。古市氏がSNSに『仲良しメンバーでの食事会』とアップした写真には日本大学の林真理子理事長も写っていたので、藝術学部の客員教授に抜擢されても不思議ではありません。古市氏は教育現場で量刑について教えるよう提言していましたが、ぜひ日本大学のキャンパスでそれを実践してほしいですね」(メディア誌ライター)

 教育の力で凶悪化する「闇バイト」を撲滅できるか。被害者が増えないことを祈るばかりだ。

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