2万円の「協力金」がもらえる!お盆中の飛行機利用時に訪れる「意外なチャンス」とは

 間もなく始まるお盆休みに飛行機を利用して旅行や帰省を予定している人も多いだろう。混雑する時期だけにチケットもすでに確保済みかもしれない。だが、予約したからといって安心はできないようだ。飛行機の場合は、たとえ予約済みであっても搭乗できない可能性があるというのである。

「『ダブルブッキング』や『オーバーブッキング』という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。航空会社は予約後のキャンセルや、搭乗する便を変更する乗客が一定数いることを見越して、実際の座席数よりも、若干多めに予約を受けつけているんです。ところが、繁忙期のお盆や年末年始などは、キャンセルや便の変更をする乗客は極めて少ない。そのため、出発時間が迫っても予約数が使用機材の座席数を上回る状況が発生してしまうのです」(旅行誌編集者)

 日系航空会社の場合、オーバーブッキングで搭乗できないのは1万人に約1人だという。一方、外資系エアラインは日系より高く、例えば、米国系航空会社は1万人中約7人と言われている。

「座席数の調整ができない場合、JALやANAの国内線であれば、搭乗口付近などで職員がアナウンスして、客に対して便の変更の協力を呼びかけることもあります。呼びかけに応じた客に対しては相応の謝礼も用意されていますね」(前出・編集者)

 この「謝礼」の中身については、両社ともに、公式サイト内の「フレックストラベラー制度」に明記されている。代替便が当日中であれば「協力金」として1万円、もしくは「協力マイル」7500マイル。翌日以降であれば2万円、あるいは1万5000マイルとなり、加えてホテル宿泊費や空港までの往復の交通費も補償する。

「仕事や旅先でのスケジュールによっては呼びかけに応じることができないこともあるはずですし、謝礼の条件をどう見るかは人によるでしょう。また、LCCは基本的に便の変更のみで『協力金』的なメリットはありませんね」(前出・編集者)

 予定をずらせば、場合によっては片道以上の航空券代が浮くチャンスかもしれない。JALやANAであれば、都合が許すなら応じてみる!?

ライフ