いよいよ「ベストジーニスト賞」の発表が近づいてきました。例年9月に発表されていますが、第36回となる今回は「Hey!Say!JUMP」の中島裕翔さんが3連覇達成となるか‥‥。注目したいところですね。
そこで今回ご紹介するのは、「ジーンズソムリエ資格認定試験」。ジーンズの生産工程や歴史など幅広い知識が学べる資格です。
それではさっそく例題を見てみましょう。
〈問1〉リーバイス社が世界で初めてジーンズを発明したとされる時期・世相としてふさわしいのは、①大航海時代、②アメリカ独立戦争、③ゴールドラッシュ、④ハリウッド黄金期のうちどれ?
〈問2〉かつては鞍を縫うときに用いられ、ジーンズのポケット口や裾口などに多用されている丈夫な縫い方は、①サドル、②ラムラローズ、③ループ、④シーズのうちどれ?
実際の問題は、択一問題と小論文が出題され、例題の答えは〈問1〉が③、〈問2〉が①となっています。
この試験は100点満点で80点が合格点となっていて、けっこう難しかった印象です。
いちおう、公式テキストはあるものの、試験問題は「この写真の縫い目はジーンズのどこの部分?」「この薬品を使っているジーンズはどんな色になる?」などかなり細かいところが出題されます。
私はなんとか合格できましたが、正直試験の手応えはあまりよくなかったですね。「ジーンズソムリエの資格を通して学んだ知識をどう役立てるか」という小論文問題があり、恐らくこの配点が高かったことで、合格点に達したのだと思います。
ジーンズソムリエの合格者は、ジーンズ工場を見学できたり、業界関係者が集まる交流会に招待されることもあるそうです。
ジーンズの種類や取り扱いに関してかなり豊富な知識を得られるので、アパレル関係の人が受験者の大半を占めているようですが、それ以外の人も受けておいて損はありません。
もしかすると、取引先の人がジーンズ好きで「買ったばかりのジーンズは糊を落とす派・落とさない派どちらですか?」「最近、僕のお気に入りのジーンズについているボタンが、いい錆の色になってきたんですよ」など、マニアックなトークに花が咲くことも。
また、近年はアメカジブームが再燃しており、ヴィンテージジーンズの価格が高騰しているそうです。5年前には600万円前後だったジーンズが1000万円で取り引きされたなんて話もあるので、試験を通して専門知識を身につけ、ヴィンテージ売買のビジネスを始めてみるのもいいですね。
ショップを開くとまではいかなくても、副業で古着のせどりにトライしてみるのもいいでしょう。
ジーンズは世界中で取り引きされていますから、思わぬ掘り出し物で、ゴールドラッシュさながらの一攫千金を狙ってみては?
(すずき・ひであき)