意味深投稿が波紋! 田口麗斗が侍JAPANの次に着るユニフォームは…

 新生侍ジャパンの強化合宿が6日にスタートした。井端弘和新監督が自らノックを受けて、広島・小園海斗や巨人・門脇誠にお手本を示すなど、「調整」ではなく「レベルアップのための練習」という緊張感が漂っている。

 しかし、この日注目を集めたのは、オーバーエイジ枠で招集されたヤクルト・田口麗斗だった。

「強化合宿先である宮崎に向かう前、田口のSNSがきっかけでちょっとした騒ぎになったのです」(球界関係者)

 田口は秋季キャンプ先である愛媛県の坊ちゃんスタジアムでのワンシーンをインスタグラムのストーリーズで投稿。侍ジャパンの強化練習にこれから向かう旨も書かれており、一見何の変哲もない投稿なのだが、写真の右上方に《これが今年最後のユニ…かも》とあったのだ。

「コンクリートのような白地バックに小さな文字で書かれていたので、目を凝らして見なければわからないほどでした。ただし、田口が今季、国内フリーエージェント権を取得し、去就問題で揺れているのは既報通りです」(前出・同)

「今年最後」というのも意味深だ。11月下旬にはヤクルトのファン感謝デーが予定されており、田口がそれを忘れるはずがない。

 去就問題を報じられていることを自らイジった格好だが、FA権の受け付けが始まった時期とあり、「やり過ぎ」「ジョークになっていない」の声も聞かれた。

 田口は権利行使するか否か、8日現在、明言していない。また、ヤクルト球団が提示したとされる「3年総額5億円」の契約に関しても、さまざまな意見が飛び交っている。

「クローザーを引き止めるのに3年5億円は妥当な額でしょう。田口の今季年俸は8800円です。総額5億円を年俸に換算すると約1億7000万円なので、ほぼ倍増です」(ベテラン記者)

 ただし、田口はメジャーリーグに挑戦したいという気持ちも温めていると言われる。「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」はアピールの場にもなるだろう。

 ともあれ、FAの宣言期間は14日まで。田口が侍JAPANの次に袖を通すユニフォームは、どこになるのか?

(飯山満/スポーツライター)

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