IoTコンサルティングは6月27日、9月中旬に発売が予想される「iPhone15」シリーズに関するアンケート結果を発表し、同シリーズを購入するつもりはないと回答した人がおよそ8割となったことが明らかになった。iPhoneの新作に対する期待度はだいぶ薄れているのかもしれない。
「アンケートはインターネットで10代〜60代の男女606人に行ったもので、回答者の約8割がiPhoneを利用していたといいます。iPhoneユーザーが多数を占める中、『iPhone15シリーズを購入する予定はありますか?』の質問には78.7%が『購入予定は全くない』を選択。購入予定のあるなしに関わらず、15シリーズの無印、Plus、Pro、Pro Maxのどの機種を選ぶかとの質問には、最も価格の安い無印が57.9%と圧倒的な支持を集めていました」(ITライター)
なお、15シリーズに対して期待することを尋ねたところ、バッテリーが64%と最も多く、続いて低価格化の54%、カメラ性能の38.9%という結果になった。つまりは、新しいiPhoneにはバッテリーが長持ちして価格が安いことが望まれており、新機能やスペックなどに対してはあまり期待されないというわけだ。
「iPhone14シリーズが発表された時も前シリーズから大幅な進化はなく、落胆した人も多かったようですからね。15シリーズは4800万画素のカメラや次世代U1チップが搭載されるなんて情報もリークされてはいますが、購入の決め手になるほどのものでもなく…。大きな変化としてはLightningがUSB-C化されるとの情報もありますが、USB-Cになるから買い替えるという人も少ないでしょうし、しばらくiPhoneの買い替えは様子見という人が多いのかもしれません」(経済ジャーナリスト)
価格の高騰もあり、買い替えサイクルはさらに長くなっていくのかもしれない。
(小林洋三)