元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が4月21日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手について熱く語った。
この日の放送では、敵地ニューヨークで行われたヤンキースとの3連戦を伝えた。3連戦初戦で大谷は第4号ホームランを放ち、千両役者ぶりを発揮。試合後、ヤンキースファンが移籍への〝熱烈ラブコール〟を送る様子も報じられた。
大谷の活躍について、一茂は「僕には不思議な思いがある。アメリカが変わったというか、アメリカを変えた大谷選手というイメージなんですよね」と前置きし、「アジアから来て、しかもベーブ・ルースと比較されている。ベーブ・ルースはいまだにメジャーリーグファンでは神様のような人。例えば、ハンク・アーロンがベーブ・ルースのホームラン記録を抜いても、ベーブ・ルースの方が全然上。それを超えたところに大谷選手がいるというのがびっくり」とコメント。さらには「ニューヨーク・ヤンキースのファンなのに、大谷選手に来てくれとか、大谷選手のホームランが見たいとか、俺、考えられない」と感嘆したのだ。
ただ、この日の大谷評については、ネット上で《コメントがムダに長すぎる》《うるさい専門家、長嶋一茂》《大選手でもなかったのに野球を語らないでほしい》と批判的な声もあった。この日に限らず、同番組での一茂のコメントには《すぐマウントを取りたがる》《ホントに空気が読めない》と辟易している視聴者もいるようだ。
では、最近注目の人工知能(AI)を使ったチャットサービス「ChatGPT」は、一茂をどう評価しているのか。「長嶋一茂 コメント力」と入力して質問してみると……。
〈長嶋一茂氏は、野球に関する知識や経験が豊富であることから、野球解説者として高い評価を得ています〉と、現役時代の経験が豊富であるかどうかわからないが、その知識量と解説力は意外にも高評価。野球以外でも〈明るく元気なキャラクターであることから、トーク番組などでも活躍しています〉と分析し、コメント力については〈視聴者や聴衆に対してわかりやすく、わかりやすい言葉で説明することができることが特徴であり、人気の理由でもあります〉と、完璧ではないか!
「ChatGPTはネット上の膨大なテキストデータを学習しています。その中に一茂のコメント力を高く評価するデータが多数見られたのでしょう。回答のために蓄積されたデータは2021年までのものですが、『明るく元気なキャラクター』『トーク番組などでも活躍』は当たっており、その後の躍進まで予言しているようです。また、難しい言葉を使わないので『わかりやすい言葉で説明』という点も合致していますね」(スポーツ紙記者)
実は名コメンテーターなのかもしれない。
(石田英明)