今年に入ってからテレビや新聞などで連日取り上げられ、政府も対策に乗り出した「闇バイト」。特殊詐欺をはじめ、強盗団や窃盗団など犯罪グループのメンバーをここで集めていたことは広く知られているが、募集していた仕事はそれだけではない。なかには艶系の闇バイト勧誘も行われているという。
「例えば、非合法の性サービス店の求人や乱倫パーティの参加女性の募集のほか、アブノーマルな性癖の持ち主に対応してくれる人、中国人など外国人観光客の相手を務めてくれる女性を募る書き込みなども見かけます」(夕刊紙娯楽面担当)
これが警察の営業許可を受けた店舗なら面接時に身分証明書の提示を求められるが、こちらは基本的に不要。そのため、未成年者でも働くことが可能で、意図的にそうした女性を集めているところもあるそうだ。
ちなみに、面接にはルフィ事件でも使用されたロシアのメッセージアプリ「テレグラム」のビデオ通話を使用するという。LINEなど他の類似アプリに比べて秘匿性が高く、足がつきにくいためだ。
「特にテレグラムの『シークレットチャット』はサーバー上に記録が残りません。そのため、雇い主やお客と隠語を使わずに仕事のやりとりを行うこともあるほどです」(同)
ただし、いくら艶系とはいえ闇バイト。正規の性サービス店に比べるとトラブルは少なくないようだ。
「摘発の危険は当然高いですし、しかも非合法店なのでお客も紳士的な人ばかりではありません。過激なプレイをしてくる人物もいるでしょうし、だからといって表の店より多く稼げるわけでもないんです」(同)
結局のところ、リスクを背負ってまで闇バイトで働くメリットはないといえよう。