松本潤で5人目「ジャニーズ主演の大河ドラマ」視聴率1位はダレ?

 1月8日から放送開始の松本潤主演の23年大河ドラマ「どうする家康」。戦国時代を舞台にした大河ドラマは高視聴率作品が多く、日本人なら誰もが知っている徳川家康が主人公ということで前評判はかなり高い。

 なお、ジャニーズ事務所所属(※放送時)のタレントが大河ドラマの主演を務めるのは今回で5度目。過去の4作は当時大きな話題となったが、すべての作品が大ヒットを記録したわけではない。

 ジャニーズ主演の大河ドラマでもっとも平均視聴率が高かったのは、昨年10月末に退所した元ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏が主演した「義経」(05年)。文献などで〝女性と見まごうほどの美少年〟と伝えられている容姿のイメージ通りと評価され、平均視聴率は19.5%を記録。過去30年の作品の中では11位だが、テレビ業界全体で視聴率が取れなくなった00年以降では5位。この数字は、福山雅治主演の「龍馬伝」(10年/18.7%)よりも上だ。

 続く2位は香取慎吾が近藤勇を演じた04年の「新選組!」の17.4%。三谷幸喜が初めて大河の脚本を手がけた作品だが、過去30年で18位と視聴率的には可もなく不可もなくといったところか。

 3位は東山紀之の「琉球の風」(93年)。ジャニーズ初の大河ドラマ主演だったが視聴率17.4%。過去30年では19位だが、20%越えが当たり前だった90年代の作品ではワースト2位と低迷した。

 そして、4位は岡田准一主演の「軍師官兵衛」(14年)の15.8%。ドラマ自体の評価は高かったが、過去30年の作品では22位と視聴率には結びつかなかった。

「『琉球の風』は本土の人にはなじみの薄い琉球王国が舞台で、東山が演じた主人公も架空の人物。岡田が『軍師官兵衛』で演じた黒田官兵衛は豊臣秀吉の覇業を支えた人物ですが歴史好き以外からの知名度は高くなく、謀略家としての一面もあったのでイメージがいいとは言えない。そもそも大河ドラマは主演俳優よりも舞台となる時代やどの偉人を演じたかが重要。その点、今回は徳川家康が主人公なのでかなり期待できると思います」(テレビ誌編集者)

 ジャニーズ大河最大のヒット作となるか今後に注目したい。

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