2021年7月、YouTuberの「はじめしゃちょー」が当時の河野太郎ワクチン大臣へのインタビュー動画を公開。その中で河野大臣は新型コロナウイルス・ワクチンの効果について「ワクチンを打てばコロナに感染しない、と言えるところまで来ている」「2回打つと効果が長く続く」と言っていたが、〝5回〟も打ってもダメだった例が出てきた。
12月16日放送の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司がコロナ感染から約1週間ぶりに復帰した。宮根は「1週間、誰とも喋ってないので、ちょっと唇が重くて声が出ません」と冗談を言った後、「おかげさまでワクチン5回打ったせいか、軽症で2日目くらいから元気になりまして」と報告した。
宮根が5回打っていたことについて、「5回打ってコロナ?ワクチンに意味がないということ?」「これ、ワクチンのおかげで軽症になったと言えるの?」「ワクチン5回打っても感染、発症するということを自ら証明?」「そんなに打って、体は大丈夫なの?」などとお茶の間では驚きと心配の声が上がった。
過去の放送では、感染予防のマスク着用には懐疑的な意見をぶつけてきた宮根。ワクチンについては「とりあえず、ガンガン打つ方法はないのかな」などと、肯定的な考えだった。5回も打っておきながら感染するとは、宮根も心の底では落胆したのではないだろうか。
そんな宮根や、今月8日に5回打って感染した神奈川県の黒岩祐治知事以上に世間を騒がせたのが政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長だ。報道によると、尾身会長は11月12日に5回目のワクチン接種を終了。12月10日に軽い倦怠感があり、12日にPCR検査を受けたところ、陽性が判明した。症状はのどの違和感のみという。
「いったい何回打てばいいのだろうか。ほとんどの人はそう思っているはずでが、12月9日配信の『デイリー新潮』が興味深い記事を掲載しました。同誌がインタビューした東京理科大学名誉教授の村上康文氏によると、3回、4回と接種を重ねるごとに免疫は抑制されるとのこと。免疫が抑制されるとウイルスが体内に侵入しても、それを排除しようとする免疫システムによる攻撃も起こりにくくなるといいます。事実であれば、むやみに回数を増やすのは考えものです」(週刊誌記者)
宮根や尾身会長は、6回目はどうするか?
(石田英明)