「災害級インフレ」を生き抜く「この手があった!」生活防衛術(2)缶ビール48本が2000円引き

 まず、オススメしたいのがページ下部に載せた【1】〜【7】のコンビニアプリである。「コンビニは高い」「スーパーは安い」と思っている読者諸兄姉も少なくないだろうが、実は活用しだいで、かなりお得に買い物ができるのだ。

 節約アドバイザーの丸山晴美氏は「面倒くさい、という理由だけでスマホにコンビニアプリを入れていないのは、損をしていると思います」と前置きして、次のように話す。

「商品の割り引きだけではなく、中には無料クーポンもあります。例えば、ファミリーマートの公式アプリ【3】『ファミペイ』では、ファミリーマートで使える電子マネーを第2、第4金曜日にチャージすることで、特定商品の引換券がもらえます。また【2】『ローソンアプリ』の『お試し引換券』には、dポイントやPontaポイントと紐づけて支払いすることで、大幅に値下げができるクーポンが。このクーポンは新商品が主で、半額以下のモノも少なくありません。アルコール商品にも強く、新作のビールが格安で手に入ることもあるんです」

 丸山氏の情報をもとに、アプリ素人の本誌記者は、大手コンビニの公式アプリをインストール。セブン-イレブンとローソンは、初回登録特典の恩恵として、500ミリリットルのペットボトルのお茶が無料でもらえ、おにぎり1個を30円引きで買えるクーポンも。

「ファミペイ」も初めてチャージしてみた。レジでアプリ画面を見せてチャージ金額を払うだけで、何も難しい操作は必要ない。タバコや雑誌のように値段変動のない商品は、いつもコンビニで購入していたが、電子マネーに切り替えるだけで、タダで商品が手に入るなんて儲けものだ。ちなみに、今回の無料クーポンは「キリン ファイア 挽きたて微糖」だった。

 他のアプリもチェックしてみると、いずれも50円から100円程度の割り引き利用が当たり前。少なくとも、生活圏にあるコンビニのアプリは、登録しておいて損はないだろう。

「他にもイトーヨーカドーのような大手スーパーや、もともと商品が安いドン・キホーテのような量販店でもアプリ利用で割り引きになるクーポンがあります。私のオススメは【7】『カウシェ』というシェアする購入相手を見つけるアプリ。これは例えば『アサヒ スーパードライ』350ミリ缶48本が、定価約1万円のところ、クーポン利用で送料込み8000円程度で購入できることもあります」(丸山氏)

 外食の際にも、入店前にその店のホームページをチェックしてみよう。

「ファストフードやファミレスも、大手ならだいたいアプリがあります。バースデーのスイーツサービスがあったりするので甘党の方にはオススメ。あとは居酒屋も、最近は大手、個人店にかかわらずアプリや会員特典がつきもの。私が利用している『屋台屋』という居酒屋チェーンでは、入会金200円でお通しが毎回無料、誕生月には餃子が年齢分無料提供される、という太っ腹サービスが受けられます」(丸山氏)

 こうしたお得なアプリは、下の7つの他にも多数あるので、自分の生活スタイルに合ったアプリをどんどん活用しよう。

【1】セブン-イレブン公式アプリ:割り引きに加え、アプリで購入をすることで、商品の無料クーポンが抽選でもらえることもある

【2】ローソンアプリ:Pontaポイント、dポイント利用でクーポン商品を購入すれば大幅割り引きに!

【3】ファミペイ(ファミリーマート):ファミマの買い物に使える電子マネーを特定日にチャージすれば無料クーポンをゲット!

【4】ミニストップアプリ:電子マネー・WAONと連携させればポイント長者に。ホットスナック系の割り引きも多い

【5】majica(ドン・キホーテ):「驚安の殿堂」ドンキの商品が、食品から生活用品、文房具、コスプレ用品までさらに値引き

【6】Coke ON(コカ・コーラ):ポイントをためれば1本無料に。月額制で規定本数まで割り引きになるサブスクプランも!

【7】KAUCHE(カウシェ):「シェア買い仲間」を集めるアプリ。食品やお酒に強く、半額以下での購入も珍しくない

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