2021年の東京五輪、今年の北京冬季五輪でメインキャスターを務めたフジテレビの宮司愛海アナは、10月から報道番組「Live News イット!」のメインキャスターを担当する。フジ時代に絶対的エースとして君臨した「カトパン」ことフリーの加藤綾子の後任だけに「新エース」の地位は盤石だ。
だが、すでに「ポスト宮司」の争いが起きているという。候補に上がったのは、ともに20年入社の佐久間みなみアナと渡邊渚アナ。
佐久間アナは宮司アナの後任として今年4月からスポーツ番組「S-PARK」のメインキャスターに抜擢。24年のパリ五輪を担当する、との声もある。
一方、渡邊アナは「めざましテレビ」「ワイドナショー」など人気番組を担当。ブレイクする環境は十分に整っている。
実は、佐久間アナも渡邊アナも学生時代、芸能プロダクションの「生島企画室」に所属してタレント活動をしていた。佐久間アナは「ZIP!」(日本テレビ系)で、静岡県内の気象情報を伝える静岡第一テレビによるローカル差し替えコーナー「静岡Weather」を担当。一方、渡邊アナは「潜在能力テスト」「ネプリーグ」「超逆境クイズバトル!!99人の壁」(いずれもフジテレビ系)などに出演。入社前からフジとは縁があった。だが、2人についてはこんな気になる話も…。
8月19日の「NEWSポストセブン」によれば、佐久間アナと渡邊アナが「一緒にいるのを見たことがない」とフジ関係者が証言したという。お互いにライバルと意識してのことかもしれないが、当の2人は相手のことをどう思っているのか。女子アナウォッチャーが語る。
「公式サイト『アナマガ』の『アナウンサーズアンサー1問1答Vol.98』で、20年入社のアナが同期アナに初めて会ったときの印象を語っていました。佐久間アナは『渡邊アナとはもともと事務所が一緒だったので知り合いでしたが、同期になると知った際は本当に驚きました』と運命的なものを感じたといいます。一方、渡邊アナは『内定の連絡をいただいてすぐ集合がかかり、その時が初対面だったのですが、普通だったら興奮冷めやらぬ状態のところ、佐久間はとても落ち着いて大人の雰囲気でした』と振り返っていました。面白いのは、佐久間アナは『もともと知り合いだった』と言っていたのに対し、渡邊アナは内定を受けて集合したときが『初対面』だと明かしたこと。渡邊アナが単に忘れていたのか、それとも学生時代は眼中になかったのか。いずれにしても、渡邊アナにとって佐久間アナの存在はそれほど大きくはなかったように思えます」
今後の2人の「ポスト宮司争い」が俄然、注目されるのである。
(石田英明)