無人販売所の張り込みで逮捕、餃子泥棒が放った驚愕の捨てゼリフとは?

 コロナ禍で全国的に急増したのが冷凍餃子の無人販売所だ。その多くは24時間営業で、客は冷凍ケースから冷凍餃子を取り出して、購入した分の現金を料金箱に入れる仕組みになっている。防犯カメラが設置されているものの、文字通り「無人」であることから、昨今は窃盗被害が相次いでいる。

 そんな中で視聴者の注目を集めたのが、8月11日放送のフジテレビ系情報番組「Live News イット!」。「しらべてみたら」のコーナーで無人販売所に出没する餃子泥棒を追跡。みごと犯人逮捕にこぎつけた。

 舞台となったのは東京・東村山市にある販売所。窃盗に悩むオーナー店長は被害について「餃子だと180(セット)くらいかな」と明かし、今年に入ってから窃盗被害は約20回。額にして約20万円の商品が盗まれ、同一犯の可能性が高いという。

 店長は取材班に「あれだけ持っていかれると、心が折れて…」と心境を吐露していた。3月に地元警察に被害届を出したものの、いまだ犯人は捕まっていない状況で、取材クルーは複数のカメラを仕掛けて張り込みを敢行。すると5日目にして犯人が店に現れ、冷凍庫から大量の餃子を取り出して、店前に停めた自転車のカゴに投入。走り去ろうとしたところ、店長が飛び出して、犯人の自転車をおさえて「(お金)払った?」と聞くも、犯人は「払った」と主張。押し問答が続く中、思わぬ展開に…。

「店長が110番通報している隙を見て、犯人が自転車を置いて逃走を図ったのです。これを追いかけたのがフジテレビのスタッフ2人。1人は女性だったので、もしも犯人が逆襲に出たら…と思うとかなりヒヤヒヤしました」(テレビウォッチャー)

 その後、店長によって取り押さえられた犯人は「(餃子を)取ってないです」「初めて来ました」とシラを切り、店長に向かって「誰なの?」と逆質問。これに店長は「オーナーだから」とキレ気味に返し、犯人は「ああ、そうなの」と返して、犯行理由について「食べるものがないから」「本当に食べるものがなくて」などと語り、ようやく謝罪の言葉を口にしたのだった。

 このやりとりに視聴者からは《食べてない割にはお腹出てないか》《フジテレビお手柄やん》《この餃子泥棒、ふてぶてしすぎる》といったコメントがネット上に書き込まれていたのだが、この逮捕劇にとんでもないオチが…。

「犯人の男は駆け付けた警察官に現行犯逮捕され、パトカーで連行される映像が流れました。番組では、逮捕後の供述として『お金がなくて、お腹がすいていた』『餃子は好きではなかった』という犯人の声を紹介。この衝撃の捨てゼリフには《てっきり餃子が好きかと思ったら…店長、別の意味でガッカリだよ》《餃子好きじゃなかったんか!》といったツッコミが殺到していました」(テレビウォッチャー)

 いずれにしても、今回の報道をきっかけに無人販売所の窃盗被害がなくなることを願ってやまない。

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