「食べ物がまずい県ランキング」意外すぎる結果に全国民が困惑?

 昨年、「都道府県魅力度ランキング」で44位となった群馬県の山本一太知事が、ランキングと調査・発表を行った会社を痛烈批判。メディアでも取り上げられ、大きな騒動となったことは記憶に新しい。そんな中、また物議を醸しそうなランキングの存在がネット上で話題となっている。

 それがランキングサイト「Rank1」が今年5月に発表した「食べ物がまずい都道府県ランキング」。ちなみに1位は沖縄県で、以下は愛知県、奈良県、東京都、長野県の順となっている。だが、沖縄や愛知は独自の食文化を持ち、なにより飲食店の数が最も多く、日本中どころか世界中の料理の店が集まる東京が上位に入るなど、発表当初から同ランキングの内容を疑問視する声が後を絶たない。

「そもそもランキングと称していますが出典が明記されておらず、ご当地料理なのか飲食店全体を指すのか基準がなく、具体的に何を“マズい”と指しているのかの説明もない。普通メディアでこの手の記事を載せる際は、調査方法や集計方法の説明があるものですが、それも見当たらず、とすれば独断と偏見で決めたと読者に受け取られても仕方がないででしょう」(情報誌ライター)

 ネット上でも《好みは分かれるが、沖縄が1位って強引すぎるだろ…》《名古屋メシの愛知が2位とかありえん》、《東京が4位という時点で意味不明》など批判的なコメントばかり。数多くの著書を持つネットニュース編集者の中川淳一郎氏に至っては「ポニーキャニオン エリアアライアンス」に連載中のコラムで「他のサイトからコピペと著作権・肖像権違反をしているクソサイト」と厳しく断罪している。

「このままだと取り上げられた県から、抗議の声があがることも考えられますね。1位の沖縄の玉城デニー知事もそうですし、群馬も8位に入っているので山本知事の耳に入れば再び怒りのコメントをぶちまける可能性は高いはずです」(同)

 確かに、名指しされた上位の都道府県の人にとっては面白くないだろう。やはり世にランキングを発表するからには、大半の人が納得できる、それなりの根拠が必要だ。

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