今年2月に公式チャンネルを開設後、数々の芸能暴露ネタでわずか3カ月半で登録者数122万人に。上半期最もブレイクしたユーチューバーの“ガーシー”こと東谷義和氏が5月25日、NHK党の立花孝志党首とのオンライン対談を生配信。かねてより7月の参院選の立候補を打診されていたことを明かし、この日の動画内で出馬を表明した。
「高齢層にはほとんど認知されていないかもしれませんが、10〜50代からの知名度は全候補者中でも間違いなく上位。黙っていても勝手にメディアが記事にしてくれるため、選挙戦を進める上ですでに優位に立っています」（週刊誌ライター）
ちなみに19年7月に行われた参院選の比例区では98万7885票で1議席を獲得したNHK党。政党としては9番目に多く、8位の社民党（104.6万票）に肉薄する数で、今回の選挙で逆転する可能性は大いにある。
「ガーシーのチャンネル登録者は大半が選挙権を持っています。このうち何％の人間が投票してくれるかだと思いますが、恐らくニックネームの『ガーシー』でも有効票と認められるでしょう。おそらく比例区からの出馬となりそうですが、泡沫候補どころか非拘束名簿式では当選も十分狙えます」（同）
ただし、彼の場合は選挙の結果以上に別のことで注目を集めているという。
「本人は日本のエンタメ業界の改革を訴えていますが、選挙演説ではその主張の中で特大の芸能ネタをぶっ込むことも予想されます。そのため、週刊誌やスポーツ紙など選挙期間中、彼を徹底マークすることを決めたメディアもあるようです。これまで動画内で名指しされた芸能人やその人物の所属事務所はいずれもスルーを決め込んでいますが、選挙で名前を出されてしまえばそうもいかなくなる。そこまで計算したうえでの出馬なら世間が思っている以上に彼は策士なのかもしれません」（スポーツ紙芸能担当）
ガーシーという旬の人物を擁立することに成功したNHK党。賛否は別として、今回の選挙でも大きな存在感を見せつけることになりそうだ。
