ガーシー議員と「5人の怨敵」(3)イニシャル暴露に激怒した

 ガーシー議員が木原氏とあわせて「敵認定」しているのが楽天・三木谷浩史会長(57)だ。

 IT企業関係者が引き取って語る。

「ガーシー議員いわく、三木谷会長は『木原氏の兄貴分』。例の六本木のパーティーにも一緒に参加していたそうです。ガーシー議員は昨年6月に『ある企業のM社長が大変な状況になっているウクライナの女性を集めていかがわしいパーティーをしていた』と暴露したのです」

 ガーシー議員の告発はあくまでイニシャルだったが、これに三木谷会長がSNS上で反応。

〈ウクライナの人が戦争で苦しんでるときに、戦争を忘れてあげようと思ってパーティしちゃいけないの?ハイエナか、お前は〉

〈ドバイに逃げて何偉そうなこと言ってるの〉

 と、怒りのツイートを連投したのである。

「このやり取りでガーシー議員の闘争心に火がついた。『若い女性が好み』との憶測をもとに『ロリ谷』と呼ぶようになり、それ以降もたびたび、三木谷会長が参加したパーティーの動画などをアップしています」(IT企業関係者)

 両者のバトルは激化する一方だが、

「ガーシー議員の主張では、主な収入源だったYouTubeのアカウントが凍結された背景には、三木谷会長の根回しがあったとのこと。さらに今年2月にはインスタグラムのライブ配信機能が『ガイドライン違反』を理由にストップ。このSNSの国内運営に携わる企業の代表が、楽天の元役員だったことから、ガーシー支持者の間で『楽天人脈』を使った妨害ではないかとささやかれ、アカウントそのものの凍結まで危惧されているのです」(IT企業関係者)

 さらにはIT業界の「巨人」がガーシー議員に立ちはだかる可能性も。

「業界内で言われているのが、仮にガーシー議員が国会議員の立場を失ったら、ネット上での存在も消されるのではないかという指摘。ガーシー議員の発信がグーグルに有害情報と見なされて、会員制サービスを始めても『海賊版サイト』と見なされてしまう。グーグルのトップであるサンダー・ピチャイCEO(50)の方針しだいですが、十分にありえますよ」(IT企業関係者)

 難敵たちにガーシー議員はどう立ち向かうのか。

*週刊アサヒ芸能3月16日号掲載

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