「『霜降りバラエティー』も頑張らんとね。深夜3時で一発当てようみたいな。スタッフさんとね、これもうアツかったから。『霜降りバラエティー』も深夜3時からって、もう裏、通販番組とかやから」
9月10日深夜放送のラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)でこう語ったのは人気お笑いコンビ・霜降り明星のせいや。10月期の改編によって、火曜の深夜0時台に放送されていた冠番組「霜降りバラエティー」が土曜の深夜3時スタートに変更されることが、テレビ朝日の番組改編会見で発表されていた。
ラジオでは、せいやが「かつてないんちゃう?深夜3時のお笑いバラエティー」と話し、相方の粗品も「深夜3時やからこそ、やれること…暴れるでぇ!てわけでもないしな」と、冠番組の降格扱いに戸惑いを隠せない様子だった。
それでも、番組ディレクターとアツい打ち合わせを行ったようで、「深夜3時でがんばろう」「がんばるでホンマ」「復活できるように」と番組の再昇格を誓い合った。霜降り明星といえば同じテレビ朝日系列で「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」が9月をもって打ち切り。なんとしても冠番組は死守したいという意気込みが伝わってくる。
「ラジオでも粗品さんが明かしていましたが、番組がひとつ終わる一方で、テレビ東京で不定期放送だった『有吉の世界同時中継 今、そっちってどうなってますか?』がレギュラー化。この番組で粗品さんは進行を務め、コンビとしても新たなCMが2本決まったようなので、そこまで心配する必要はないと思います。ただ、深夜降格について語った『霜降り明星のオールナイトニッポン』の後番組は、深夜3時からの『三四郎のオールナイトニッポン』。今年春の改編で、霜降り明星の番組と入れ替わる形で深夜3時のスタートとなりました。その際には三四郎も『あぶね~!耐えた』と打ち切りでないことを素直に喜んで、1部への昇格を誓っていました。3時台になってからの三四郎のラジオは評判もよく、タイムフリー視聴の普及もあって、番組内のキラーワードがトレンド入りすることも珍しくない。霜降り明星の冠番組もリアルタイムだけでなく、ネット配信でも好評なので、ド深夜ならではの攻めた企画で新たなファン層を獲得してほしいですね」(エンタメ誌ライター)
霜降り明星の冠ラジオもかつては深夜3時からの2部だったことを考えると、芸能界の「栄枯盛衰」を感じずにはいられない。