バナナマンはコンビで600万円!売れっ子芸人の驚き「美歯」事情

 昨年6月、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、およそ1年にわたる歯科矯正を終えたことを自身のインスタグラムで発表した。ついでに、10本の歯をホワイトニング。イケメンに拍車がかかった。ブレイク真っ最中に矯正器具を着けて、テレビに出ていた。

 時を同じくして、相方のりんたろー。も、歯列矯正とホワイトニングを完了。通っていた医院は兼近の紹介。コンビで同じ歯科医院に通うほど、仲がいいのだ。

 EXITのように、コンビそろって歯をイジるパターンは少なくない。息の長いテレビタレントとなったバナナマンもしかり。設楽統は19年に奥歯のインプラント手術を行なっている。費用はおよそ100万円。全身麻酔と部分麻酔を行なう大がかりな手術で、激痛が走ったまま、深夜ラジオで2時間も話している。

「虫歯・歯槽膿漏が進行し、本人が気づかないうちに歯が抜ける謎の現象に悩まされていたのは、相方の日村勇紀さん。設楽さんより前に、上の歯と下の奥歯をインプラント治療。“ガチャガチャな歯”から卒業するための治療費総額は、まさかの500万円。高級外車1台分です」(スポーツ紙記者)

 日村の“大改造”以降、バナナマンの勢いは右肩上がり。コンビでもソロでも、大手企業のCMオファーが増え、設楽は生活情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ)のメインMCを12年から務める。2人合わせて600万円の“総工費”の元は十分取れた。

 いまだ引く手あまたの千鳥も、コンビそろって歯を整えている。大悟は東京で大人気になる前に矯正を終了。ノブは、すでに東西でレギュラー番組を多く抱えていた19年6月にスタート。マウスピース型の矯正器具を常に装着していた。

 おぎやはぎ・矢作兼の場合は、歯の表側に透明のワイヤーをつける表側矯正のまま、およそ3年もテレビに出た。二重歯列で、前歯が前後2本重なっている状態だったため、40歳を過ぎてから大工事に踏みきり。悪かった滑舌が解消されている。

 矢作を上回る二重歯列だったのは、エレキコミック・やついいちろう。担当歯科医は矢作と同じで、2年ほど矯正器具を着けていた。美しさを手に入れてからは俳優の仕事が増え、結婚もした。

「意外なところでは、有吉弘行も売れてからインプラントに切り替えています。すでに多忙だった16年におよそ8カ月もかけてインプラント手術。本人の感触としては、やはり滑舌が良くなったらしいです」(前出・スポーツ紙記者)

 歯もセールスポイントの今旬芸人といえば、昨年の「M-1グランプリ2020」でスター街道に乗った錦鯉。49歳の長谷川まさのりと42歳の渡辺隆の史上最高齢で決勝戦に進出したおじさんコンビだが、スキンヘッドでボケ担当の長谷川は史上“最少歯”という記録も持つ。今なお、奥歯が8本もない。売れたら矯正するのが芸能界の常だが、長谷川もいつか“激抜け”から卒業する日がやって来るのだろうか。

 美歯は、一流芸能人なら時間と金をかけてでも手に入れなければならないようだ。

(北村ともこ)

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