球界ストーブリーグに大激震!栗山監督の辞任で斎藤佑樹の引退は既定路線!?

 新型コロナの影響で異例づくしとなった今シーズン、CSのないセ・リーグは早くも巨人の日本シリーズ進出が決定的となった。10月15日現在、Bクラスに低迷するDeNAのアレックス・ラミレス監督(46)は今季限りで退任する見通しだ。そんなラミレス監督に、興味を示しているのが、15年に巡回アドバイザー契約を結んでいたオリックスだ。

「当時、オリックスは成績不振で森脇浩司監督(60)が退任、福良淳一監督代行(60)が指揮を執っていました。球団は福良監督代行をそのまま昇格させるつもりでしたが、そこでヘッドコーチとしてラミレスに白羽の矢を立てたんです。結局、ラミレス本人が『コーチは絶対にやりたくない』と固辞したのですが、その後、DeNAは躍進、自軍はBクラスを脱せず、球団幹部は『惜しいことをした』とこぼしていました」(パ関係者)

 オリックスは、監督人事が激しいことでもよく知られる。今季もシーズン途中で西村徳文前監督(60)が解任されたが、その後の言動が問題視されている。

「西村前監督がコロナ自粛期間中、チームの自主練習に顔も出さずに知人と鉄板焼き屋で会食を行っていたことが判明しました。ところが西村前監督はYouTubeの『デーブ大久保チャンネル』に出演し、これを完全否定したんです。実際にはこの一件で選手の士気が下がったのは周知の事実。『ここまでウソをつけるか』『評論家になっても一切関わらないでおこう』という声がチーム内から聞こえてきました」(関西テレビ局プロ野球担当記者)

 幸い、中嶋聡監督代行(51)の下で成績は上向いてきているが、さらなるカンフル剤の投入があってもおかしくはない。

 一方、シーズンオフに栗山英樹監督(59)が辞表を提出するのが恒例行事になりつつある日本ハムも、火種を抱えていた。2年連続Bクラスはほぼ確実で、今季こそ申し出は受理される確率が高いという。だとすれば、チームに激震が起こるのは必至だ。NPB関係者によれば、

「栗山監督の後任は日本代表の指揮を執る稲葉篤紀監督(48)で内定していました。ところが、東京五輪延期の影響で来季就任が不可能になった。五輪との『兼任監督』案も俎上に載ったのですが、さすがに乱暴すぎると自粛したようです。そこでお鉢が回ってくるのは、中日でも2軍監督経験のある小笠原道大ヘッド兼打撃コーチ(46)と言われます。北海道移転以降、育成に重きを置いて監督は外部招聘でしたが、いよいよ生え抜きにシフトするのが球団の方針です」

 時代の転換期、栗山監督の辞任で進退を問われそうなのが、今季登板のない斎藤佑樹(32)にほかならない。

「ルーキーイヤーの6勝が全盛期の『低値安定』ながら、チーム内での好待遇は変わらず。推定年俸1600万円は成績評価をするベースボール・オペレーション・システムの入力ミスではないのか、との噂まで出ています。『どんな仕事でも特別扱いはある』と、栗山監督が後ろ盾になっているため、波風を立てないよう若手すら声をかけずに無視し、今や杉谷拳士(29)ぐらいしか話し相手がいない。一説には入団時に『10年は現役を保証する』という契約があったとも言われ、今季がその10年目。後ろ盾の監督が辞任すれば、さすがに潮時でしょう。ただし栗山監督はGMとして残ることが確実で、球団としても斎藤の知名度を利用するため、何らかの肩書を与えて球団に残す可能性が高いのです」(NPB関係者)

 ハンカチ王子の身辺が再び騒がしくなりそうだ。

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