「初の旅番組が大好評」斎藤佑樹が見せた「野球解説よりバラエティ」という適正

 2021年に11年間の現役生活に別れを告げた元日本ハムの斎藤佑樹氏。引退後は解説者や評論家という肩書きは名乗っていないが、朝日新聞社と朝日放送が共同で運営する高校野球のポータルサイト「バーチャル高校野球」のフィールドディレクターを務めたり、キャスターとして現在放送中の「熱闘甲子園」(テレビ朝日系)に出演するなど、野球関連の活動が中心となっている。

 そんな斎藤氏だが最近は野球以外の活動も積極的に行なっている。7月28日からはBS日テレで自身初の旅番組「斎藤佑樹 ロンドン発!500マイルの旅」がスタート。英国のロンドンから北部スコットランドにあるエディンバラまでの500マイルを1人で旅するもので、現地の人に英語で積極的に話しかけたり、街の様子や食べた料理などをレポートしている。

 ネット上にも、《コレ面白い》《シリーズ化してほしい》などの好意的なコメントが目立つ。同様にテレビ関係者からの評判も上々だという。民放プロデューサーが語る。

「例えば、過剰な演出を控えた日テレ系の『アナザースカイ』のような、一人旅スタイルの旅番組が爽やかで好感度の高い彼のキャラに合っていると感じました。最初こそ多少緊張しているように見えましたが自分の言葉で喋ることができ、英語でもしっかりコミュニケーションが取れる。解説業だけでなくバラエティやロケ番組にも高い適正を見せた、サッカー元日本代表の内田篤人氏のような存在になれると思います」

 実際、放送を見たテレビ各局から野球以外の番組オファーが殺到しているとも言われている。

「ただ、今回の旅番組を機にタレント的な活動を増やすかといえば微妙なところ。例えば、バラエティ番組の出演は昨年放送の『笑ってコラえて』(日本テレビ系)の特番など数える程度で、かなり慎重に見えます。それでも出演となれば番組の目玉になりますし、オファーは増えるでしょう」(前出・プロデューサー)

 現役時代は不振やケガで苦しんだが、引退してさらに輝きを放つハンカチ王子の今後に注目だ。

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