しくじり芸人・宮迫博之と木下隆行の意外な共通点、テレビ復帰の道も困難!?

 雨上がり決死隊・宮迫博之とTKO・木下隆行がピンチに立たされて久しい。ともに、前の所属事務所を事実上の“解雇”という形で退社し、それまでの好感度タレントから一転、今ではすっかりダークなイメージが定着したと言われている。

 周知のとおり、宮迫は昨春、反社会勢力が主催した闇営業に中心メンバーとして出席。後輩芸人をも巻き込んで、日本中を騒がせた。無関係の相方・蛍原徹は吉本興業に所属したままだが、宮迫はクビを切られた。コンビ活動は封印したままだ。

 一方の木下は今年3月、よゐこ・濱口優の結婚パーティーの会費をネコババしたと告発した後輩の顔面にペットボトルを投げつけて、騒がせた責任を取る意味で松竹芸能を退社。宮迫同様、相方の木本武宏は松竹に残っており、コンビ解散を否定している。

 表面的には宮迫が解雇で、木下は自主退社。しかしともに、前事務所に居心地の悪さを感じて辞めざるを得なかった。テレビ業界からも干された2人は奇しくも、ユーチュブで公式チャンネルを開設。謝罪して、本音を吐露し、SNSとユーチュブを活動拠点にしている。

 激似の“しくじりロード”を歩んだ宮迫と木下。ほかにも共通点が多い。

「宮迫の母と姉は大阪府茨城市内でたこやき屋『みやたこ』を切り盛り。都内・五反田には宮迫が管理するのれん分け店『みやたこです』があります。一方の木下は、母の定子さんが鉄板鍋やからあげを主とする一大飲食店グループ『きのしたグループ』の会長。兄弟はグループ会社の社長です」(芸能ライター)

 デビュー直後は、アイドル芸人として黄色い声援を浴びていた点も同じだ。宮迫はナインティナインや宮川大輔らと「吉本印天然素材」のメンバーとして、歌って踊っていた。現在よりおよそ30キロも痩せていた木下は20代のころ、ファッショナブルなイケメンとして知られた。歌が上手で、ナルシストであるという面も宮迫と同じだ。

「意を決して東京進出した後、仕事がゼロになり、地獄を見たところまで同じです。宮迫さんは1人マンションで膝を抱え、死が頭をよぎったといいます。TKOは10年間で4度も東京に進出しましたが頓挫。会社から見切りをつけられた後の5度目の正直で、ようやく花が開きました」(前出・芸能ライター)

 栄華を極めた時代は過ぎ去り、現在はYouTuberとしても迷走。ここからのV字回復はあるのか。行く末は厳しそうで、ここにも2人の共通点があるなんてことになりそうだ。

(北村ともこ)

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