「キスもできない」亀梨の“コロナ名言”にファンが抱いた“違和感”とは?

 芸能人やアスリートたちが、連日外出自粛の呼びかけをする中、KAT−TUNの亀梨和也(34)と山下智久(35)がニッポン放送のラジオ特番「亀と山PのオールナイトニッポンPremium」(4月25日)に生出演し、「ステイホーム」の重要性をファンに訴えた。

 あるスポーツ紙の報道によれば、リスナーからの「こんな今ですがもし彼女が、外出自粛だけど会いたいと言ってきたらどうするか」という問いかけに対し、山下は「僕が思うには、TOKIOの国分太一さんが言っていたけど『今、会わないのは次会いたいから』ということだと思う」と先輩の言葉を引用してコメント。

 これに亀梨も「会ってもいいけど抱きしめられないし、キスもできない。会ったらふれたくなっちゃうわけじゃん!2メートル以内に近づけないから。今は愛しい人だからこそ、大切な人だからこそ会えない」と語ったとしたうえで、記事では「名言をさく裂させた」と大絶賛したのだった。

 しかし、この「名言をさく裂させた」の文言に一部の“アンチ”からは「どこが名言なんだ?」との疑問の声が噴出していたという。

 この舞台裏について、ネットウォッチャーが語る。

「いかにも斬新な名言のように報じられましたが、インターネット通販大手『楽天』のソーシャル・ディスタンスを訴える特設サイトの中に《大切に思うからこそ、今は離れよう。今出来ることを、大切な人に伝えよう。》という、よく似たニュアンスの文言があるんです。余談ですが、シンガーソングライター清水翔太の『Ⅰ miss you-refrain-』という曲には《会いたい人ほど会えない/会えない人ほど会いたい》と胸アツの歌詞があります。『恋人に会えない』とモヤモヤしている人はぜひ聴いてほしいですね」

 また、冒頭のラジオ番組で亀梨は「『一日何もしなかったな』ではなく、人に会わないということは誰かを救っていることになるんだよね」と、聞いた誰もがポジティブになれる名言をさく烈させた。

「松本人志さんがツイッターで《今日も自宅に居て何もしなかったなー。いえいえ。今日も自宅に居てコロナを阻止しましたよ。》とつぶやき、50万近い〝いいね〟がされました。これを踏まえて、ネット上では“違和感”を抱いたファンから《亀梨くんの発言、なんか松ちゃんぽい》《言葉のセンスでは松ちゃんに負けてない》との書き込みが見られました。亀梨くんも松本さんのツイッターを見ていた可能性も高いはずですから、あえてそのエッセンスを盛り込んだのかもしれませんね」(前出・ネットウォッチャー)

 2005年にミリオンヒットを記録した「青春アミーゴ」から15周年。「亀と山P」としてアルバム「SI」をリリース予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて発売延期が決定している。今は山Pと亀梨の「名言」が多くのファンを勇気づけている。

(金沢伝之助)

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