江上剛一覧

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」グローバル経済の落とし穴! 日本を襲う人余りと人手不足

 衝撃的なタイトルの本を書いたのは、企業再生のプロ・冨山和彦氏だ。本書は、安穏と暮らしているホワイトカラーの頭にガツンと一発、拳骨をくらわす内容である。 「2040年に1100万人の人手が不足する」...

エンタメ

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」格差は権力者が故意に作る 今こそ民主主義が必要だ!

 本書は、今年のノーベル経済学賞を受賞した経済学者たちによるものである。  受賞理由は「国家間の繁栄の差は、社会制度の根強い違いが重要な原因になることを明らかにした」からだ。  この本のテーマは、...

エンタメ

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」トランプ登場で市民が分断化 軍人から見た大統領選挙とは

 著者はピュリッツァー賞を受賞した元ワシントン・ポスト記者。  登場人物のブレント・カミングスは、イラク戦争に従軍し、イスラエルにも派遣された帰還兵だ。軍人として民主主義を守ることを信条に戦ってきた...

エンタメ

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」二転三転する筋書きに釘づけ 異色設定が面白いミステリー

 最高に面白いミステリーに出会った。本書は「第70回 江戸川乱歩賞」受賞作。ミステリーというと警察が定番だが、本書では週刊誌記者が主人公である。この主人公がちょっと頼りない。 「週刊鶏鳴」の松村健太...

エンタメ

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」個人か社会全体の幸せか…難題を経済学的視点から考える

「経済とは何か?」とあらためて問われれば首を傾げざるを得ない。 「高校生のための経済学入門」(ちくま新書)を書いた著者は、本書で経済学の見方を、わかりやすく解説する。しかし、正直にいって元銀行員の私...

エンタメ

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」闇バイト、個人請負、低収入…非正規労働者のリアル実態!

 ようやく政府は27カ月ぶりに実質賃金がプラスになったと自画自賛している。  しかし、夏休みなのに子供をどこにも遊びに連れていけない家庭も多かった。日本は、いつからこんな貧しい国になってしまったのか...

エンタメ

「国家安全維持法」で逮捕!?世界支配を進める中国の脅威/江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」

 著者は、新興メディアのニュースサイト「アクシオス」の中国担当記者である。決して安易な嫌中的立場ではない。  本書は中国の「権威主義的エコノミック・ステイトクラフト」(国家が政治的目的を達成するため...

エンタメ

志村けんが通い続けた名旅館 著名人「温泉滞在秘話」24編/江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」

 本書は、温泉ジャーナリストの著者が、名旅館で見せた有名人たちの素顔を見事に描いている。取り上げられているのは福井県あわら温泉「べにや」、福島県会津東山温泉「向瀧」など20カ所以上。本書を持参して温泉...

エンタメ

談合、過大なノルマ、騙し営業…生保と損保「闇の舞台裏」に迫る/江上剛が選ぶ「今週のイチ推し本」

 保険金を不正請求したビッグモーターほど酷い事件はない。生保業界も酷い。高齢の生保レディが契約者を騙し、多額の損失を与えた。本書は「損保の闇」「生保の裏」に迫る迫真のドキュメントである。  損保ジャ...

エンタメ

江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」死後は無間地獄に堕ちる!? 伝説の鐘に纏わる時代小説

 遠州小夜の中山の観音寺の梵鐘でその鐘をついた者は、現世では富貴に恵まれるが、来世は無間地獄に堕ち、その上、子供も現世で地獄に堕ちるという呪いに苦しめられるという。それにもかかわらず、欲深い人々が列を...

エンタメ

1 2 3