阪神タイガースの大竹耕太郎投手が5月31日の広島カープ戦(マツダスタジアム)に先発で出場。7回と3分の1を投げて無失点におさえて2勝目を挙げ、敵地マツダスタジアムでの連勝を8に伸ばした。
6月1日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)はこの日の大竹のピッチングを詳報。7回に広島の4番・末包昇大選手を80キロ台のスローボールと130キロ台のストレートで空振り三振に仕留めるシーンを取り上げた。
スタジオでは改めてプロ野球セ・パの順位を紹介し、“ご意見番”の上原浩治氏は、防御率0点台と活躍を見せる西武ライオンズの今井達也投手について「右バッターは特に打ちにくいと思いますね」などと解説した。その後、サブキャスターを務める駒田健吾アナウンサーが、大竹投手の話題を持ち出し、「先ほどからこちらのみなさんが、あの遅いボールはなぜ打てないのか」と問題提起。上原氏は「遅いから打てないんです」と即答。これにメインキャスターの膳場貴子アナウンサーは、「打てそうなのに。簡単に打てそうなのに」と反応するも、上原氏はこう続けた。
「投球フォームが『スローボールいきますよ』っていうフォームじゃないので、バッターは速い真っすぐを頭に入れてますから、ずっと力入れて、『遅いのかい!』っていう感じになるので。力が抜けますよね、打つ瞬間に」
すると、駒場アナが「膳場さんが『私でも打てるんじゃないか』って」と話し、スタジオは笑いに包まれたが、上原氏は「わかってれば打てるかもしれない。わからないから打てないんです」と反論し、膳場アナは「理由があるんですよね」とプロ野球コーナーを締めくくった。
このやりとりに、SNSでは《上原さんと膳場さんのやり取り面白い》《上原さんちょっとムッとしてた?》《広島カープの選手に失礼だよね》などと様々な声が寄せられていた。
「膳場さんが『私でも打てそう』と発言したのは驚きました。もしやソフトボール経験者かと思って調べたところ、大学時代にフェンシングをしていたそう。かなりの反射神経を要求されるスポーツなので、およそ18メートル先から放たれた80キロ台のスローボールなど、簡単に打てそうと思ったのかもしれません。とはいえ、広島の4番・末包選手があれだけ翻弄されたスローボールですからね。『私でも打てそう』という発言は、カープの選手やファンから反感をかってもおかしくないところですが、上原さんがうまく封じ込めてくれた印象。ご意見番として“アッパレ”なフォローだったと言えます」(メディア誌ライター)
膳場アナは80キロ台のスローボールを打てるのか。体験レポートを期待したい。