5万円台の「ドラム式洗濯乾燥機」が上陸間近か 国内メーカーは戦々恐々

 いつかは手に入れたい家電といえば「ドラム式洗濯乾燥機」ではないだろうか。洗濯物を入れてスイッチを押せば、あとはキレイに乾いた衣服を取り出すだけなのだから、便利なことこの上ない。

 もっとも昨今の物価高もあって、主要商品のほとんどが10万円台後半から20万円台。最新型上位モデルにもなると30万円を超えるのだから、おいそれと買い替えるわけにはいかないだろう。

 今年1月には「お、ねだん以上。」のニトリから4万9990円(税込み)の「6kgスリムドラム式洗濯機」が発売され、大きな注目を集めた。洗濯容量6キロ、奥行き450ミリのコンパクトモデルで、1人暮らしや夫婦、カップルなどの家庭にちょうどいいサイズだったが、肝心の乾燥機能が省かれていたため、「だったら縦型でいいや」という人もいた。

 ドラム式洗濯乾燥機の魅力は、洗濯後にそのまま乾燥ができること。やはり20万円は覚悟しなければならないのか…。家電ライターが語る。

「実は中国の総合家電メーカー『Xiaomi』が、日本円で5万円台のドラム式洗濯乾燥機を中国国内で販売しており、日本での展開が期待されています。容量は10キロと一般的なファミリー向けながら狭いスペースへの配置も可能なコンパクト設計で、スマホやタブレットを使って遠隔操作することも可能。もし日本で販売されたら、かなりヒットしそうです。日本のメーカーも戦々恐々なのでは?」

「Xiaomi」といえばスマホのイメージが強いが、最近はコードレス掃除機やスマートテレビなどにも本腰を入れており、今後、白物家電が日本市場に投入される可能性は小さくない。中国製の家電になじみのない人にも、この圧倒的安さは魅力だろう。現地の評判も悪くないというだけに、待ってみる価値はありそうだ。

(ケン高田)

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