幸楽苑の年末の風物詩「ざるらーめん」具だくさんを“味変”で実食

 ラーメンチェーン「幸楽苑」は、12月2日から「ざるらーめん」(税込730円)を期間限定で販売開始している。こちらは年末の定番となっており、年越しそばの代わりとしても推奨されている。12月に入ったということで、年の瀬を感じにさっそく食べに行ってみた。

 ちなみに、ざるらーめんは「ざる中華」とも呼ばれ、東北地方を中心に食べられている麺料理。つけ麺とは違い、冷やした麺を和風のそばつゆにつけて食べるのが一般的で、冷やし中華と同様に夏限定で登場することも多い。しかし幸楽苑では、夏のみならず年末に食べることをイチオシしているのだ。

 現在、幸楽苑では多くの店舗でタッチパネル式の注文が導入されており、メニューを頼む際には「味濃いめ」や「麺硬め」などもパネルから選択できるようになっている。今回はつけ汁「味濃いめ」で注文してみた。

 ざるらーめんは白髪ねぎの乗った麺につけ汁という非常にシンプルな構成で、つけ汁には豚バラ肉と焼き目の付いたねぎが入っている。加水率高めの中細縮れ麺をつけ汁に浸していただいてみると、ツルっとしていて爽やかで、喉越しも良い。つけ汁はかつおや昆布の出汁が効いた和風な甘めの優しい味わいだが、ピリリとした唐辛子の辛みもしっかりあって、非常にメリハリが効いている。

 また豚バラの旨みが溶け出していて、ネギはとても香ばしく、大いに食欲を刺激してくる。麺量は1.5個となかなか食べ応えがあるが、具材もたっぷりなので終盤に卓上のお酢を入れて味変させることで、最後まで飽きることなく食べきることができた。

 なお、数量限定で麺2個入りのお持ち帰りざるらーめんが500円で販売されている。酒好きお父さんや、そばが苦手なお子さんがいるご家庭は、年越しそばの代わりとして買って帰るのも大いにありだと感じた。

(小林洋三)

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