行楽の秋こそ要チェック!高速道路上の緊急時に「パープルセーバー」が必須な理由

 秋の行楽シーズンに突入し、休日を利用してドライブに出かけるという人も多いだろう。ところが、高速道路上で停車した車や人が事故に巻き込まれるケースが相次いでいる。

 9月16日には、神奈川県厚木市の東名高速道路下り線で、故障車をレッカー車に載せる作業をしていた男性がトラックにはねられ全身を強く打って死亡するという事故が起きた。

 不幸な事故を防ぐためにも、高速道路や自動車専用道路を走行中に、車両トラブルなどで路肩に停車せざるをえなくなった場合は、なにより自分と周囲の安全を確保しなければならない。まずは、ハザードランプを点け、発炎筒や三角表示板を50メートル以上後方に後続車から見えるように設置する。表示しなかった場合は「故障車両表示義務違反」で、普通車と二輪車では反則金が6000円、点数は1点減点となる。

 もっとも、この三角掲示板には車載義務はなく、車に積んでいなくても車検はそのまま合格となる。車両購入時はほとんどがオプション扱いのため、追加料金を払うか、カーショップなどで購入する必要があるのだが、三角掲示板を積んでいたかどうか記憶にないというドライバーも多いのではないか。

 三角掲示板は安い物で800円から、高くても2000円ほどで購入できるが、折りたたんでもそれなりの大きさになることから、小型車などでは収納スペースに困ることがある。

 そこで最近人気になっているのが手のひらサイズの停止表示灯「パープルセーバー」だ。

 同商品はパワーLEDと集光レンズで、より遠くへ確実に存在を知らせることができるハンディタイプの停止表示灯。三角表示板の代わりに使える道路交通法施行規則適合品でマグネットを内蔵していることから、車のルーフにも設置できる。視認距離は夜間で1キロ以上、昼でも400メートル先まで光が届き、連続点灯時間は約8時間。

 Amazonで販売されている商品は、過去1カ月で600点以上購入されており、カスタマーレビューは5点中4.3の高評価。《いざというときに安心》《持っててよかった》といった声が相次いでいる。価格は視認距離が若干落ちる第1世代が2000円前後、機能が向上した新型の第2世代で3000円ほど。

 三角掲示板もパープルセーバーも目的は後続車への注意喚起だ。いざという時に慌てず対処できるよう、設置の仕方を練習しておくと良いだろう。

(ケン高田)

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