ここまで反響が大きくなるとは本人も思わなかったことだろう。
9月15日に開催された「マラソン・グランドチャンピオンシップ」で、「君が代」を独唱するも、出だしから声が裏返ってしまうなど、不安定な歌声がネット上で話題となったコブクロの小渕健太郎。
そんな小渕の国歌独唱動画が動画再生サイト「YouTube」にアップされ、異例ともいえる再生回数を記録している。
「小渕の国歌独唱から2週間が経過しましたが、複数の投稿者がそのテレビ中継を録画した動画をアップしており、最も再生回数を稼いでいる動画では474万再生を突破。次いで再生回数が多い動画も約82万再生を記録していますから、小渕関連の動画の合計再生回数は550万回超えという驚異の伸びを見せています。YouTubeにはアーティストの国歌独唱動画が多数ありますが、回数が多いものを挙げるとGACKTが約376万再生、玉置浩二が約340万再生ですから、再生回数では小渕がダントツですね」(エンタメ誌ライター)
この状況を面白がる人も多く《これは1000万再生も夢じゃないな》《高音質の音源があればスマホの着信音にしたい》《コブクロの大きい方のも聞きたいな》などといった声も見受けられている。
「布袋寅泰がインスタグラムにて、小渕の歌唱について『擁護もしない。しかし否定もしない。ただ、力ある素晴らしいシンガーの一度のミスを、寛大に受け入れようとしない風潮を、僕はとても寂しく思う』と良かれと思い言及したところ、こちらも追い風となり、動画視聴を勢いづけてしまったところもあるようです。また、小渕効果により、他のアーティストの国歌独唱動画の再生回数も異常な伸びを見せており、どの動画のコメント欄にも『小渕から来ました』といったコメントが見られます」(前出・エンタメ誌ライター)
最も視聴されている国歌独唱動画として歴史に名を刻んだ小渕だが、本人としては早く誰かにこの記録を抜いてほしいというのが本音だろう。
(佐伯シンジ)