「パパはいつも寝てる」しまむらグループの子供服が「男性差別」で批判殺到

 衣料品販売大手の「しまむら」グループが展開する、ベビー・子供用品の専門店「バースデイ」の新商品が《男性差別だ》とSNS上で炎上している。

 7月29日より全国のバースデイ店舗で販売を開始したのは、美術作家・加賀美健氏がデザインを務めたキッズ・ベビー向けのTシャツやトレーナー、靴下などのファッションアイテムの数々だ。同店公式Xは、これらの新商品をキッズ・ベビーモデルが着用した写真などとともに掲載したが、一部アイテムのデザインが物議を醸してしまったようだ。

「バースデイと加賀美氏のコラボ商品は以前より好評のシリーズとなっていて、発売初日に完売するアイテムが続出するほど、子育て世代からの人気を博しています。かわいくてクスッと笑える“おもしろフレーズ”が、服の前面や、靴下のワンポイントにゆるいフォントであしらわれているのが特徴です。おもしろフレーズは《だっこして》や、《なくのがしごと》《オムツパンパンです》など、赤ちゃん、子どもからの主張のようなものが多いのですが、今回発売された商品の中にはパパをけなすような表現があったことに批判の声があがってしまいました。例えば、《パパは全然面倒みてくれない》《ママがいい》《パパはいつも寝てる》といったもの。子育てあるあるのジョークを交えたデザインであることは分かりますが、ママにまつわるフレーズは《ママいつもかわいいよ》など、褒めるフレーズだったこともあり、より“パパディスり”が強調され、批判を集めてしまいました」(生活情報誌ライター)

 バースデイの公式Xには《バースデイユーザーだけど、今回のデザインは感性疑った》《こんなものを売って良いと思っているのは企業として問題でしょ》《わざわざ赤ちゃんや幼児の服で、人を傷つけるメッセージは必要?》《子供を使ったパパヘイト酷くない?こんなのを商品化するなんてしまむらどうかしてる》《ステレオタイプ助長や性差別表現がヤバすぎ》《しまむらってコンプライアンス機能してないんですね》など、批判コメントが殺到。引用リポストは3000件以上にのぼり、世のパパたちの嘆きのコメントで溢れた。

 大事な顧客であるパパの心を傷つけるデザインは、ジョークのつもりでも悪手と言わざるをえないだろう。

(浜野ふみ)

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