9月22日に放送されたトーク番組「ボクらの時代」(フジテレビ系)に、俳優の小栗旬が出演。来年、映画「ゴジラVSコング(仮題)」で”ハリウッド進出”を果たす小栗が、みずから”役者失格”であることを口にして、話題を呼んでいる。
「この日は、13日に公開された小栗の主演映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』に出演する女優・沢尻エリカと監督を務めた蜷川実花氏の3人が登場。この作品は、太宰が死の直前に書いた小説『人間失格』の誕生秘話を、彼を愛した3人の女性たちの目線から描く意欲作。その中で沢尻は、太宰(小栗)の情婦で作家志望の太田静子役を熱演。小栗の”役者失格”事件は、どうやら沢尻の撮影初日に起こったようです」(芸能記者)
監督の蜷川氏が「初日のラブシーンは(小栗が沢尻に)ちょっと遠慮しているのが見え隠れして可愛いよね」と話を向けると小栗自身もそれを認め、「確実に見えます。だってしたことなかったんだもの」と意外にもラブシーン経験が乏しいことを告白。これには沢尻も「うそでしょ!? えー! 意外!」と驚きの声をあげていた。
このエピソードは、14日の公開記念舞台挨拶で登壇した際にも話題となっていた。
「席上、沢尻が『こういうことに慣れていらっしゃるのかなと思った。そうしたら全然、来ない』。蜷川監督も『胸、触って! 胸、行ってよ!』と指示を出しても触らなかったとコメント。沢尻も『もっと来いよ!』と思ったと発言して会場を沸かせました」(スポーツ紙記者)
これに対して小栗は「いざ会ってみたら沢尻エリカのムードに飲まれてしまった」と吐露。「その晩、”このままじゃダメ”だと反省した」「あの初日だけは、役者失格だなと思った」と発言して、会場の笑いを誘っている。
「さらに蜷川氏は、2人が『ぶっちゃけ(お互いに演技が)上手じゃないしね』と話しているのを見て衝撃を受けたと発言。また番組内でも『芝居上手い人なんてもっといるし(笑)』と沢尻が発言すると、小栗も『そうそう』と同意。ハリウッド進出を前に飛び出した、まさかの”役者失格””演技上手くない”発言にはびっくりしました」(同前)
しかしその一方で、同じく公開記念舞台挨拶に登壇した太宰の最後の女・山崎富栄を演じる二階堂ふみは、結核を病み死期の迫る太宰を演じる小栗が15キロ以上の減量に取り組み、「痩せすぎて(脱水症状になり)脚が動かなくなり、脚を塩水につけていた」と撮影秘話を明かしている。ラブシーンは苦手でも、役者魂はハリウッドクラス!?
(窪田史朗)