夏場所に「翔大夢(しょうたいむ)」登場!最近流行りの「キラキラ力士」たち

 日本相撲協会は4月30日、大相撲夏場所の新番付を発表。序二段・伊藤(錣山部屋)が今場所から「翔大夢(しょうたいむ)」に改名し、話題になっている。

 錣山親方は「先代師匠(元関脇・寺尾)が生前に『翔大夢という名前がいいな』と言っていたらしいんです。本人もまんざらでもなかった」と説明。「名前負けしないように見せる相撲を取ってほしい」と期待を寄せている。

「翔大夢」は言わずと知れたドジャース大谷翔平の「SHO TIME」を彷彿させる四股名。大谷並みの活躍で念願の入幕を目指したいところだ。

 なんとも思い切った四股名にしたものだが、実は角界ではちょっと変わった「キラキラ力士」も少なくない。

 西序二段八十二枚目「宇瑠寅(うるとら)」、西序二段二十四枚目「爆羅騎(ばらき)」などは、昭和時代の暴走族が好みそうな四股名といえるだろう。

 相撲記者が語る。

「四股名といえば『○○山』『○○海』などがポピュラーですが、多くは母校の名前や郷里の地名や名所、部屋ごとに決まっている伝統などからつけられることが多い。式秀部屋の『澤勇(さわいさむ)』は以前、『桃智桜(ももちざくら)』と名乗っていましたが、これは大ファンのBerryz工房・嗣永桃子の愛称『ももち』にちなんで名づけられたもの。伊藤も大谷の大ファンなのかもしれませんね」

 個性的な四股名でファンを楽しませるのも、プロ根性のひとつといえるのかもしれない。

(ケン高田)

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