Xに告発投稿した展示場訪問者に直談判して炎上!タマホームは初期対応を誤ったか

 木造住宅の注文建築を行う大手ハウスメーカー「タマホーム」が炎上している。

 住宅展示場を訪れたある会社員男性が、モデルハウスの階段でむき出しになっている「タッピングビス」を発見。写真に撮影しSNSに投稿した。するとタマホームから当該ポストを削除してほしい旨の電話がかかってきたというのだ。

 男性は「『展示場を確認したけど、このような釘はありませんでした』って言われたけど、嘘でこんなポストしないやろ」と不信感を抱き、ビスが飛び出ている部分を相手に伝えたが、その後、タマホーム側はビスがあったことは認めたものの、引き続き削除を求めたという。

 男性は「そのうち気が向いたら消します」と答えたが、タマホーム側は夜8時過ぎ、直接男性宅を訪問。その際、訪れた人物は、名刺を出さずに名前も名乗らなかったといい、男性は個人情報を利用し自宅を直撃されたとして、怒りを露わにしている。

 どうやらモデルハウスを訪れた際に記入した住所氏名を元に、支店長が男性宅を訪れ、削除を直接依頼したようだ。

 このことがSNS上で拡散するや、タマホーム側の行動に非難の声が殺到。炎上に発展している。

「男性の説明によれば、支店長の言い分は、写真撮影は許可しておらず、ネガキャンになるからポストを消してくれということのようですが、男性はいきなり自宅に訪問されたことや個人情報を利用されたことに立腹しており、一連のやり取りを公開したようです。現在はタマホームからの電話が鳴り止まないため、ポストは削除したとのこと。モデルルームでの撮影は一般的には禁止されていますが、営業マンに断りを入れればOKになるケースがほとんどで、男性は撮影してもその場で注意を受けなかったことから問題ないと判断したようです」(WEBメディア記者)

 タマホームの支店長からすれば、住所を聞いたので訪問して説得を試みたというところだろうが、夜間に突然やってきたことに多くの人が疑問をもったようだ。もっとも男性は、モデルハウスを見学した27日のXに「暇だからタマホーム お菓子もジュースもオモチャももらえて、帰りに2万円貰えるとか天国か」とQUOカードなど2万円分の来場プレゼントを受け取ったことを明かしていた。

 いずれにしても、タマホーム側がもう少し適切な初期対応をしていれば、ここまで大きく炎上することはなかったかもしれない。

(ケン高田)

※画像は住宅展示場イメージ

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