トラ党多いのに爆死!? 関東で日本シリーズの視聴率が低迷したナルホドな理由

 59年ぶりの「関西ダービー」でマスコミは大騒ぎの日本シリーズ「オリックス×阪神」だが、第1戦、第2戦の視聴率が発表されると驚きの声があがった。

 関西地区での平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ)こそ28日の第1戦が21.8%(関西テレビ)、29日の第2戦は15.0%(テレビ大阪)だったが、関東地区では第1戦が7.3%(フジテレビ)、第2戦が6.3%(テレビ東京)と寂しい数字になったからだ。スポーツライターが言う。

「関西に比べ関東の数字は2分の1から3分の1でした。関西ダービーなので西高東低は当たり前なのですが、関東の視聴率が去年の『オリックス×ヤクルト』よりも3%も低いのが気になります。もちろんヤクルトが関東のチームだからというのもありますが、神宮の阪神戦のスタンドを見ればわかるように、関東でも阪神ファンの数はヤクルトにも負けてませんからね。にもかかわらず視聴率が激減したのは、両チーム以外の野球ファンが興味を示していないのかもしれません」

 また、2試合とも一方的な内容で面白みに欠けたという理由もあるだろう。他にも、関東地区での盛り上がりの低さについて、SNSではおもに3つの理由が挙げられているという。

「マスコミがあまりに『関西ダービー』を強調したため他地区に住む野球ファンが蚊帳の外に置かれてしまった、優勝が早く決まったのにシリーズまで間があきすぎるというCSの日程問題、さらには、開幕前のチケット高額転売でイメージが悪くなって見る気が失せたという声があがっています」(前出・スポーツライター)

 それでも例年、日本シリーズは勝敗がもつれれば視聴率は右肩上がりになる傾向がある。31日からの甲子園決戦でどちらかが3連勝…なんて展開にならなければ、どんどん視聴率も爆上がりしていくのかも。

(飯野さつき)

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