鼻をかんだティッシュを丼へ捨てるな!ラーメン業界の難題を一発で解決する方法があった

 茨城県にあるラーメン店「中華そば いっけんめ」の店主がX(旧Twitter)で、「スープが残っている丼ぶりの中にティッシュをブチ込むのはやめて下さい」と注意喚起した。これまでもラーメン店でたびたび物議を醸していたラーメン丼にティッシュを入れる問題。これを解決する方法はあるのだろうか?

 同店の店主の投稿によると、「当店、各所にゴミ箱あります」というが、それでも丼にティッシュを入れる人が後を絶たないようで、「ブチ込まれると下げた途端にブチ切れる可能性が高まります」と怒り心頭のご様子。「自分が作る立場でコレをされても普通なのか、家でも当たり前のようにやってるのか…」と苦言を呈した。

「この問題は多くのラーメン店で起きていて、今年4月には栃木県にある王道家グループの『家系ラーメン たつ家』の店主もXで、ティッシュの入った丼の写真と共に『家でもご飯食べたら丼にティシュとか入れるお方なんですかね?ご飯食べた終わったらティシュをごみ箱に捨てないで奥様に捨ててもらってるんですかね?』(原文ママ)と投稿し、ティッシュを丼に捨てる行為を非難しています」(ラーメン評論家)

 中には、ゴミが散らからないように親切心でティッシュを丼に入れる人もいるようだが、口を拭いたり鼻をかんだティッシュを、食べ物を入れる器に捨てるのは見ていて気分が良いものではない。さらにラーメン店としては、スープを吸ったティッシュはゴミに出す時の廃棄量が増えることになり、廃棄代が高くなるという切実な悩みもあるのだ。

「こうした悩みを解決するためには、トレーに乗せてラーメンを提供することをオススメします。トレーに器を乗せて料理を提供した場合、ティッシュやナプキンを使った人の多くは器ではなくトレーにゴミを乗せるのです。それに、カウンターからラーメンを下ろす時に手が滑って丼を落とす危険性も減らせるという利点もあります。店側が使用済みティッシュを片付けることに抵抗を感じる方もいると思いますが、衛生面や廃棄量の問題は解決できますし、トレーを導入するのにそれほど経費はかかりませんから、悪くない方法だと思います」(同)

 トレーがあれば、トッピング用の小鉢の片付けも便利で、スープをこぼしてカウンターが汚れるのを防ぐことも出来るという。丼にティッシュ問題でお悩みの店主は試しに導入してみてはいかがだろうか?

(小林洋三)

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