【トゥナイト2】岡元あつこ「下半身がモゾモゾしてディレクターに怒られた」/あの深夜番組ヒロインを直撃!

 歌舞伎町ネオン街潜入レポートや、大人の電話相談室など、お色気企画で世の男性たちを悶々とさせた番組「トゥナイト2」(テレビ朝日系、94〜02年)。放送コードギリギリのお色気レポートで人気を博し、現在は女優として活躍する岡元あつこ(49)が、当時を振り返る。

──この番組に出演したきっかけは?

岡元 大学生の時、年末に知人を介して「トゥナイト2」のスタッフルームに突然呼ばれました。ディレクターがバタバタ走り回る混沌としたスタッフルームの中で、「君、大学生? 明日からロケ行ける?」「はい」という点呼のような会話の後、翌日にはもう怒濤のロケがスタートしていました。

──最初はどのくらいの頻度で出てた?

岡元 年明けから連日連夜、ロケと出演の終わりのない繰り返しです。考える間もないままレギュラーで毎日出演していました(笑)。それまでは、小劇場でお芝居をしたり、たまに映画のお仕事するくらいで普通の大学生をしていたので、そんな生活に現実感がなかったですね。夜は生放送で昼間はロケ。テレビに出ているという感覚がないまま激務の生活に突入していました。

──最初のレポートを覚えてますか?

岡元 スキー場と温泉でのロケです。レポーターの高尾晶子ちゃんと2人でリンゴ風呂の中で、胸でキャッチボールをしました(笑)。

──それは楽しそう! 反対に番組の中で最もつらかった仕事は?

岡元 1泊3日のロサンゼルスロケですね。アメリカの映画会社ドリームワークスを日本のテレビで初めて独占インタビューしたんですが‥‥、実は私、英語がほとんどできなかったんです(笑)。アブラ汗垂らしながらのインタビューでした。

──他にもドキドキ企画があった?

岡元 洞穴を6時間以上も探索したロケですね。もちろん、トイレなどは用意されてないので、その辺りで用を足さなければならない。洞窟の中は音が響き渡っていました‥‥。

──エッチ企画で印象に残っていることは?

岡元 女性の締まりをよくするトレーニング実況を杉作J太郎さんと一緒にやったことです。あと、番組に出始めた頃、ファッションヘルスのマットの上に座って取材をしました。インタビュー中に、このマットで行われていることが頭をよぎりHな気分になってしまいモゾモゾしていたら、ディレクターさんに『風俗をナメんな!』とドヤされたんです。私がウブだっただけで、決して風俗をナメていたわけじゃありませんからね(笑)。

──共演者の方との思い出は?

岡元 現在もお付き合いがある方も多く、家族みたいな関係なんです。ただ、番組内でウエディングドレスを2回着たんですが、お相手は局アナの小久保とものしんさんと杉作J太郎さん。こればかりは今でも不本意です(笑)。

──お色気番組に出演されたことに、後悔はしていない?

岡元 お色気と言われますが、実際は政治やゲーム、ファッションなど、バラエティーに富んだ企画を特集していたので、お色気番組という印象はあまりないんです。皆さん、山本晋也監督がやっていたコーナーの印象が強いのかもしれませんね。ただ普段、女の人が絶対行けないような場所に堂々と潜入できたのは楽しかった。取材で行った北海道のすすきのにあるSMクラブでは、そめやゆきこちゃんと一緒にお店から本気でスカウトされたのも、今ではいい思い出ですよ(笑)。

──もう一度、「トゥナイト2」のような番組があったら出演したい?

岡元 (即答で)もちろん! 一度出たらやめられない。ほとんどビョーキなんですから!

岡元あつこ(おかもと・あつこ)73年東京生まれ。「トゥナイト2」(テレビ朝日系)の女子大生レポーターとして人気を博す。その後は女優、タレントとして活躍。YouTubeチャンネル「熟女会議(仮)」も話題に。今年9月に狩人・加藤高道氏と結婚を自身X(旧ツイッター)で発表した。

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