過去には“人骨騒動”も…テレビ東京「世界卓球」延長の思わぬ波紋

 少年ジャンプ+で連載中のコミックを原作とした、人気テレビアニメ「SPY×FAMILY」(テレビ東京系列)の放送時間を巡り、ネット上が大荒れとなった。

 第2話の放送日であった10月8日、当初の予定では23時からの放送を予定していたが、世界卓球の中継などによる影響で、「SPY×FAMILY」は2度の放送時間変更の末に23時26分から放送された。録画機器が度重なる放送時間の変更に対応できず、録画に失敗した視聴者が続出。Twitter上では《録画失敗》《スポーツ中継》というワードが翌日までトレンド入りする事態となった。

 「SPY×FAMILY」の公式Twitterの元には、録画に失敗したファンから《1週間楽しみに待っていたのに3分しか録画できていませんでした…再放送お願いします》《1回目の変更時間にあわせてテレビをつけたらもうエンディングになっていた…子供も楽しみにしていたのに。配信で見れるけどモヤモヤします》《事前予告から時間が押すのは分かるけど、告知も間に合わず放送を前倒しにするのは意味わかりません》と多くの意見が寄せられている。

 テレビ東京は過去にも「録画失敗」騒動を起こし、警察が動くほどの事件にまで発展したことがある。

「2006年4月26日、『世界卓球2006』の中継を行っていたテレビ東京は、試合状況に合わせて放送を30分延長しました。30分の延長により、その後放送予定だったアニメ番組『いぬかみっ!』の放送時間がずれ込み、録画に失敗するファンが続出。そんな中、テレビ東京の元にはクレームだけでなく、なんと人骨と見られる物までもが届いたのです。同局は警察に相談し、警視庁が捜査をする事態に発展しました。見逃し配信やサブスクの無かった当時、録画失敗の恨みはかなり深かった様子。今回騒動となった『SPY×FAMILY』は、同局の公式動画配信サービスで無料視聴できるため、楽しみにしていたファンにとってはありがたい救済となっているようです」(テレビ誌ライター)

 今回の「録画失敗」騒動はTwitter上でクレームが殺到する程度で済んだだけに、まだマシだったようだ。

(浜野ふみ)

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