8月3日の「水バラ」(テレビ東京系)で放送された「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ7」ほど、注目されたバス旅はなかった。
これまで6回行われ、通算成績は太川陽介3勝、松本利夫も3勝とイーブン。松本はリードされては追い着く展開のため、今回で勝ちを先行させたいと、必勝を期して旅に挑んだ。
松本は「テーマは世代交代」を掲げ、ネットニュースになることを目指して奮闘。テレビ誌記者も、松本の戦い方に感心しきりだった。
「自ら『チームフィジカル』と言うだけあって、松本の戦い方は頭を使うというより、体力勝負でした。ところが今回は太川の行動をしっかり読み、賢く行動していたと思います。高校の前にあるバス停では、朝の時間帯はバスが必ずあると予想。かなり慣れてきていましたね」
番組終了後にTVerで配信された「禁断の答え合わせ」でも、松本のルート選択は「ミスらしいミスがなかった」と評価されている。
そんな努力が実り、結果は松本の大逆転勝ち。最後は運に助けられた面もあったが、勝ちは勝ちだ。
衰えの見え始めた太川をねじ伏せ、成長著しい松本が、見事に世代交代を成し遂げた瞬間だった。次回は大差の結果になってもおかしくはないだろう。