「デパチカ」は、デパート(百貨店)の食料品売り場が、たいてい地下階にあることから、「デパートの地下」を略して指すようになった通称だが、では「ガクチカ」とは…!?
正解は「学生時代に力を入れたこと」の略で、一度でも就職活動をした方なら身に覚えがあるであろう、面接時に尋ねられる項目のひとつである。
就職情報サイト「マイナビ」が昨年9月に公表した調査結果によると、卒業をひかえた学生の間で流行した「就活用語ランキング」の2位に入っている。
お笑いコンビ、ロザン(宇治原史規、菅広文)が7月4日、YouTubeチャンネル〈ロザンの楽屋〉で、この「ガクチカ」について持論を展開した。
学生時代に力を入れたことを思い出して口にすべきところ、面接のためにあえて心象のいい出来事を体験しておく。そんな本末転倒な面もあるようで、言葉がひとり歩きしすぎていると、宇治原、菅ともに指摘する。
芸人の世界で言うなれば…と菅がたとえたのは、
「昔、流行ったのよ。売れてる先輩から財布を貰ったら儲かる、みたいな。財布貰いに行く行動みたいになってるやんか。ホンマのこと言ったら、財布をあげたくなるほど可愛がられる後輩は、後輩度が高いから仕事が増えるっていうのが…」
ちなみに、前述のランキング1位は「NNT」(内々定…Nai Nai Teiの略)、3位は「お祈り」(不採用通知に記載されている、今後のご活躍をお祈りしております、という一文)であった。
(所ひで/ユーチューブライター)