事務所クビの東出昌大、“仕事ゼロ”危機なのに再評価のワケとは?

 2月14日に所属事務所「ユニマテ」から契約解除が発表された東出昌大。事実上のクビとも受け取れる内容で、フリーとなった彼へのオファーは激減すること必至。役者生命の危機に立たされている。
 
 しかも、その演技力についてもネット上では「大根役者」や「セリフが棒読み」など厳しい意見が多い。だが、その一方で俳優としての東出を評価する業界人たちもいる。
 
 例えば、彼が陸軍憲兵を演じた20年公開の映画「スパイの妻」の黒沢清監督は、同作の舞台挨拶上で「あやしさを持っていて、出てきた瞬間に何かが起こりそう」とその存在感を評価。興行収入は振るわなかったが、ベネチア国際映画祭で最優秀監督賞「銀獅子賞」を受賞している。
 
 また、今年の第94回米アカデミー賞で、作品賞や監督賞など4部門にノミネートされた「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督もそのひとり。18年公開の「寝ても覚めても」では東出を主役に起用。ヒロインの唐田えりかとの不貞報道で結果的にケチがついた形になってしまったが、「大きいから集団のなかでもひときわ目立つし、黙って立っている時の異質な感じがスゴい」と絶賛している。

「彼の魅力のひとつは、あのサイズ感。あれほど長身(※189センチ)の日本人俳優はほかには阿部寛くらいで、佇まいが画になります。声質の関係もあってセリフ回しは棒読みと酷評されていますが、むしろあれがハマっている役柄も多い。実際、『彼には猟奇的な役を演じさせたら面白そう』と話す映画関係者もいます」(映画ライター)

 とはいえ、監督の一存だけでキャスティングを決定できるわけではない。

「でも、濱口監督の『寝ても覚めても』は関係者の間では良作として知られています。3月28日のアカデミー賞で『ドライブ・マイ・カー』が受賞すれば、世間からも再評価されるはずです」(同)

 アカデミー賞の行方が、逆境に立たされた彼の今後を左右するかもしれない。

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