北京五輪のカーリング女子で連日のように激戦を繰り広げている、日本のロコ・ソラーレ。2月17日に行われた予選リーグ最終戦でスイスに敗れはしたものの、見事準決勝進出を決めた。その素晴らしい活躍ぶりは称賛に値するが、いわゆる〝もぐもぐタイム〟も注目の的となっている。正式名称は〝デッドタイム〟といい、試合の中間で設けられている、作戦会議と栄養補強のための時間だ。
もぐもぐタイムが有名になったのは、2018年開催の平昌五輪。試合途中、フルーツやお菓子を食べるアスリートの姿は新鮮で、一躍有名となった。
2月17日放送の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)でも、ロコ・ソラーレの活躍や、もぐもぐタイムを特集。今回の北京五輪でもさまざまなものを食べているが、放送では梅干しを紹介。和歌山県の食品会社が製造しているもので、広報担当者がリモート出演。同社は04年のアテネ五輪から日本選手団に梅干しを提供しているというが、ロコ・ソラーレがもぐもぐタイムに食べていることを知り、驚いていた。また、吉田知那美選手が馴染みだという札幌にある洋菓子店のオーナーシェフもリモート出演。吉田選手がオランジェット(オレンジの皮にチョコレートをかけたフランスのお菓子)が好きであることを明かした。
「平昌五輪のもぐもぐタイムでは、北海道北見市にある菓子製造販売会社のチーズケーキが話題を集めました。全国から注文が殺到し、予約を中止したほどの人気ぶり。今回の梅干しも注目を集めており、チーズケーキ同様、大人気商品になる可能性が大。梅干しは健康食としても知られているので、健康志向の人にも支持されるはずです。また、吉田選手が大好きだというオランジェットもブームになるかもしれません」(週刊誌記者)
酸っぱい梅干しで、甘い汁を吸えるかも。
(石田英明)