金子恵美氏、政界引退の山尾志桜里氏に宣戦布告で弾き出された「あの人」とは

 10月に行われた衆院選を前に、自身のYouTubeチャンネルで政界引退を表明した国民民主党の山尾志桜里氏。引退後は、政治コメンテーターへの転身も伝えられているが、そんな中、元衆議院議員でタレントの金子恵美氏が2日、TOKYO MX「バラいろダンディ」に出演し、「(山尾氏が)テレビに出てきたら共演して、こういうことを全部追及したい」とガチバトル宣言したことで、各局の情報番組スタッフが色めき立っているという。

 山尾氏は東大法学部卒業後、司法試験に合格。検察官となり、2009年の衆院選で民主党・愛知7区から出馬して初当選。待機児童問題を追及し、その名を全国に知らしめた。

「民進党に代わってからも、歯に衣着せぬ発言で『民進党のジャンヌダルク』と呼ばれ、人気を博したのですが、16年には事務所経費として200万円超のガソリン代を支出していた問題が発覚。元秘書の不正利用を認めて謝罪したものの、ネット上では『ガソリーヌ』と揶揄されました。さらに一部メディアでは弁護士との不適切な関係が報じられ、翌17年の衆院選前には民進党を離党。その後、立憲民主党、国民民主党を渡り歩いたものの、今年4月には国会議員に支給されるJRのパスを私的な用途に使っていたとの報道があり、政策論争云々より、スキャンダルメーカーとしての知名度が先行したことが、今回の引退劇に繋がったと見られています」(政治ジャーナリスト)

 同番組で、一連のスキャンダルを引き合いに出し「司法試験に受かっていらっしゃるけど、倫理観はないですよね」と切って捨てた金子氏。さらに夫で元衆院議員の宮崎謙介氏の不貞が発覚した際、宮崎氏が涙目になりながら記者に対応したことに対し、山尾氏が「男のくせに女々しい」と発言したと指摘。「でも、女々しいけども説明責任を果たした人と、結局何もしないで説明責任を果たさない人、どちらがいいのかというと、私(山尾氏)がテレビに出てきたら共演して、こういうことを全部追及したい」と直接対決を熱望した。

 すると、この発言に民放各局の情報系番組プロデューサーらが反応。

「実は、いま民放の情報番組で一番確保したい人材が、女性の元政治家コメンテーターなんです。というもの、現在この枠は『金子氏一強』状態で、一時期には『このハゲーー!』発言で話題になった豊田真由子氏も起用されたのですが、公衆衛生や政治行政の専門家として正直、コメントが真面目すぎて面白みがなく、視聴者受けしなかったんです。その点、山尾氏は元検察官で『ジャンヌダルク』といわれた元政治家ですから、いい悪いは別として、とにかく弁がたつ。それに初代アニーを務めたようにビジュアルにも華がありますからね。その流れの中で、金子氏と討論してもらえれば、高視聴率獲得は間違いない。すでに水面下でアプローチされているとの話も聞きます」(情報番組デスク)

 いやはや、魑魅魍魎が跋扈するのは、政治の世界ばかりではなさそうだ。

(灯倫太郎)

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