千葉のスタ一・ジャガーさん、「帰還」発表の真意とは!?

「大好きな地球を離れて故郷であるジャガー星に帰還しました!」

 千葉県民なら誰もが知る、千葉のローカルスタ一・ジャガーさん(年齢非公表)。ここ数年は、千葉県出身のマツコ・デラックスがMCを務める「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で度々取り上げられ、知名度も全国区となった感もあったが、そんなジャガーさんの所属事務所が10月4日、冒頭のコメントを発表すると、Twitterでは「JAGUARさん」「JAGUAR星」がトレンド入りし、SNS上にも驚きと感謝の声が広がった。

 ジャガーさんはバンドマンであると同時に、広告看板製作業をはじめ、クリーニング店、美容室、喫茶店、ライブハウス、レコード制作会社と、多数の事業を展開する実業家だが、

「ジャガーさんが初めてメディアに登場したのは1980年代初頭。千葉テレビで自主コンサート告知のCMを流したことがきっかけで、85年から同局の放送枠を買い取り、自ら『HELLO JAGUAR』という5分間のプロモーション番組を制作・主演。それを毎週放映したことで、千葉県で一躍有名に。すると、ロックミュージシャンを志す県内の若者たちが、ジャガーさんを慕って集まってくるようになった。ブレイク前のX JAPAN・hideがジャガーさんが営む美容院で働いていたり、同じくX JAPANとなるTAIJIも、系列の喫茶店で働いていたといいます。つまり、ジャガーさんの店から羽ばたいていった、のちの大物ミュージシャンも少なくない」(音楽ライター)

 かつて「月曜から夜ふかし」に出演した氣志團の綾小路翔は、自身も中学時代にジャガーさんの経営するライブハウス「ジャガーカフェ」に面接に行ったものの、「高校生になってからおいで」と言われ、「ジャガー星のルールが当時僕にはわからなかったですけど、意外とジャガーさんは日本の雇用法とかを勉強なさってるから」と語り、「千葉のロックを志す人間はなにかしらジャガーさんにお世話になってるということがあったので、これはサクセスするための登竜門じゃないかと」とコメントしている。

「千葉県出身のバンドマンが集まると、だいたい『ジャガーさんにお世話になった』という話が出るんですが、ジャガーさんはいつも、『僕は面倒見たつもりはないよ。ただ派手にやっていたから、自然に若い人が集まってきた感じ』といって、やんわり否定するんです。よく、『あいつは俺のライブハウスから出て行ったんだよ!』『昔は世話したんだよ』という人がいますが、ジャガーさんは自慢話はしない。だからこそ、関わった人たちみんなから愛されていたんでしょうね」(同前)

 さて、ジャガー星に帰還後のジャガーさんだが、日刊スポーツが所属事務所に確認したところによると、「ジャガーは病気や亡くなることもありませんのでご安心ください。『また地球のどこかでお会いできたら。悲しがらないでね』と言っていました」とのこと。今後も”ジャガー星の電波”を使ってツイッターを更新していくとか。

 また、書籍発刊の予定もあるそうなので、その中に”地球を離れた理由”が書いてあるのかもしれない。

(灯倫太郎) 

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