小泉進次郎環境相が9月28日、ブログを更新。プロ野球の千葉ロッテマリーンズが、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、本拠地であるZOZOマリンスタジアムの使用電力を再生可能エネルギー100%の電力に10月1日から切り替えることを称賛した。
ZOZOマリンスタジアムが位置する千葉市は2020年11月に「千葉市気候危機行動宣言」を公表し、再生可能エネルギー由来電力の活用を推進している。
進次郎氏は「環境省が推進している『地域脱炭素ロードマップ』で、2030年までに脱炭素を実現する先行地域100ヶ所の候補になりうる事例だと思います。プロ野球からの素晴らしい取り組みを聞いて、本当に嬉しいです」と喜びをあらわにした。
脱炭素社会とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの実質的な排出量ゼロを実現する社会のこと。それには、再生可能エネルギーを活用した持続可能な地域社会を構築することが必要不可欠だ。
進次郎氏は「千葉ロッテマリーンズは、現在パ・リーグで一位。再生可能エネルギーの導入も球界トップですね」と、プロ野球でいち早く再生可能エネルギーを取り入れたことを改めて評価し、千葉ロッテを褒め称えた。ところが……。
「実は、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天生命パーク宮城では、2018年に再生可能エネルギーの太陽光から生み出した電力を水素に変換して蓄え、その水素を用いて二酸化炭素を出さずに電力を供給するシステムの運用を開始しています。再生可能エネルギー由来の電力の活用は、プロ野球では楽天イーグルスがトップです」(週刊誌記者)
進次郎氏のブログを読んで、楽天ファンが怒ってなければいいのだが……。
(石田英明)