無期限休養発表のGacktが新拠点にキプロスを選んだ理由とは?

 現在、持病による体調不良と発声障害で無期限活動休止中の歌手のGackt。8月上旬に帰国するまでキプロスに滞在していたことが明らかになっているが、名前を聞いてもピンと来ない人が多いだろう。そもそも彼が最近まで滞在していたのは、イタリア半島の下に位置するマルタだったはずだ。

 ちなみにキプロスがあるのは、ギリシャやトルコに程近い東地中海。四国の半分ほどの大きさの島で、南側がキプロス共和国、北側が北キプロス・トルコ共和国と2つの国が存在する。このうちGacktが帰国直前まで居たのはキプロス共和国と見られている。でも、彼はなぜこの島に滞在していたのだろうか?

「本人が明言したわけではないため、あくまで推測ですが新たな拠点先としてキプロスを選んだのかもしれません」(芸能ライター)

 マルタのほか、過去にはマレーシアのクアラルンプールの自宅もテレビ番組などで紹介されていたが、キプロスを加えたこの3カ所には〝ある共通点〟が存在するという。

「いずれの国も起業家に対する税制面などの優遇措置が設けられており、多くの外国人が移住しています。特にマルタとキプロスは、EUきってのタックスヘイブン(租税回避地)です。Gacktさんは歌手としてだけでなく複数の事業を手掛ける実業家としての顔も持っています。そう考えると、新たな拠点にキプロスを選んだのも納得できます」

 そう語るのは、起業家の海外進出事情に詳しい経済ジャーナリスト。しかも、キプロスは年間を通じて天候も穏やかで、沿岸部にはビーチリゾートもあり、ヨーロッパではバカンス先としても人気が高いという。

「キプロス紛争が激化した60~70年代と違って、現在は治安も良好。物価もEU圏の中では比較的安いです。島全体がのんびりとした雰囲気ですし、ビジネス目的を抜きにしても単純に移住先としてもオススメです」(同)

 格付けチェック無敗の男は、やはり目の付け所が違うようだ。

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