5月18日、千葉県を拠点とするラジオ局bayfm(ベイエフエム)は、その日の天候と同様に夕方から荒れ模様となった。「The BAY☆LINE」(16時〜19時)に出演予定だった映画評論家の有村昆が、5月14日に明るみになった「不貞未遂報道」によって芸能活動を自粛。前番組の「it!!」(13時〜16時)の終盤、有村とコンビを組んでいた岡田ロビン翔子が登場し、「緊急事態」であることを告知。他の出演者らも「バッキャローがね」「我々のファミリーがバカなことしたんで」と叱責する一幕があった。
その後の「The BAY☆LINE」の冒頭では、ピンチヒッターとして登場した島村幸男が、有村の手紙を以下のように代読することとなった。
「『The BAY☆LINE』をお聞きの皆さん、および番組関係者の皆様、このたびは私の身勝手で不見識な行動で大変お騒がせし、誠に申し訳ございません。先日発売の一部週刊誌で報じられました内容は事実でございます。記事をご覧になりました方には大変不快な思いをさせてしまいまして誠に申し訳ございません。番組リスナーの皆様、スポンサーの皆様、番組関係者の皆様、岡田ロビン翔子さん、関係するすべての皆様の信頼を大きく裏切り、本当に、本当に申し訳ございません。
bay fmとは、僕が29歳の時にご縁をいただいて以来、これまで14年間という時間を一緒に過ごしてまいりました。僕にとっては皆様との毎週火曜日は、日常であり、生活であり、体の一部。『The BAY☆LINE』はとても大切な番組でした。しかしその大切な皆様のことを忘れ、最低で愚かな行動をしたことを今更ながら悔やみ、深く反省しています。また、コロナ禍の中、感染経験者として十分、注意する立場でありながら、自覚のない行動をしました。非難されて当然です。皆様の怒りの気持ちや、落胆の言葉が聞こえます。今回、事務所に申し出をし、相談した結果、すべての芸能活動を自粛させていただくこととなりました。改めて申し訳ございませんでした。有村昆」
有村の手紙を読み上げた島村は、有村を「ファミリー」としながらも、「許せない」「(生出演して)リスナーにボコボコにされろ」と、厳しい言葉を投げかけた。愛のムチとも受け取れるが、この謝罪の手紙に”既視感“を覚えたリスナーも少なくなかったという。
「じつは5月16日に放送されたラジオ番組『地方創生プログラムONE—J』(TBSラジオ)でも同じように女優の本仮屋ユイカさんが時折、涙声になって有村さんの謝罪の手紙を代読しています。ゲスすぎる女性スキャンダルに関するお詫びを読まされる羽目になった本仮屋さんが不憫でなりませんでしたが、お詫びのくだりは、bayfmで読み上げられたものとほぼ一緒。とくに冒頭で週刊誌報道を事実と認める部分と、締めの『コロナ感染者でありながら…』以降の部分は、コピペを疑われても仕方ないほど酷似しています」(芸能ライター)
有村昆がレギュラーを務めていたレギュラーは「The BAY☆LINE」「地方創生プログラムONE−J」に限らない。かつてのパートナーや助っ人に代読させた謝罪の手紙は、真摯に反省の意を込めた直筆の手紙であったと願いたい。
(石川ともこ)