俳優の山下智久がハリウッドの事務所とのエージェント契約を解消したことを3月25日発売の週刊誌「女性セブン」が報じている。
ハリウッド映画の出演オファーを受けるためにジャニーズ事務所を退所した山下だが、契約解消の背後には家族の介入があると同記事では伝えている。
日本人では史上2人目となるブルガリのアンバサダーに就任し、男性ファッション誌「SENSE」4月号ではカバーモデルも務め、2月末には公式ファンクラブ「Club9」を開設するなど精力的な活動が目立つ山下。
しかし、同記事によると一見順風満帆に見えるが、山下は大きな仕事をドタキャンすることが続いているという。例えば、ある有名な雑誌のグラビアやロングインタビュー、仕事密着の話が決まっていた大型案件があったものの、直前になって山下側から「今回の話はなかったことに」と断りの連絡があったとか。
その理由は「家族」。母親や妹からその仕事はやめた方がいいとストップをかけられた、からだという。
さらに、山下は親交の深いハリウッドスターのウィル・スミスの家族が経営している事務所と契約し海外進出の足掛かりにしていたが、こちらも3月でマネジメント契約が終了するようだ。
結局、家族の話を優先するあまり、周囲の協力や善意を蔑ろにしてしまっているという。
この報にネットでは《海外のマネジメント会社と契約解除って得策ではないね…。ジャニーズを辞めたメリットがないと思う。家族を大切に想う気持ちは良いけれども仕事の範囲が狭まるのはナンセンス》《芸能界って、素人には余りにも実情がわからない世界。長年の経験がある方に任せて、家族はそっと見守る事が成功に繋がると思う》《素人の家族にマネージメントを任せて失敗した芸能人の例は沢山あるのに、何故そんなことしてるのかな?》など山下の今後を心配する声が多数みられている。
「タレントの親、いわゆるステージペアレントが仕事に介入した事例は枚挙にいとまがありません。モデルの藤田ニコルは家族が事務所とギャラの取り分でもめたと伝えられていますし、歌手の鈴木亜美は所属事務所社長が脱税事件を起こしたことをきっかけに親が契約終了や出演料の開示を求めて提訴。最近では、女優の森七菜はマネージャーと母親に確執が生まれ、それが事務所独立の引き金になったと報じられています。もちろん、安達祐実や宮沢りえの母親などうまくいっているケースもありますが、トラブルが起きた場合はタレントにとってマイナスイメージにしかならない。行き着く先は結局、“カネ”の話になるからです。記事の内容が真実であるならば、山下は母離れ、妹離れをしないかぎり、望むような芸能活動は難しいかもしれません」(芸能記者)
ハリウッド映画のオファーを受けるためにジャニーズ事務所を退所した山下。このようなことで海外進出の芽が摘まれるようなことがなければよいのだが……。
(柏原廉)