ディーン・フジオカはなぜインドネシアに?意外な国に住む芸能人たち

 海外へ在住する芸能人は多いが、そのほとんどはハワイやアメリカ本土に集中。ほかにはロンドンやパリなどに多少いる程度だ。そんな中、「なぜ、その国に?」と首をかしげたくなるような場所に住んでいる方々もいる。

 有名なのはマレーシアの首都クアラルンプールの高級住宅街に豪邸を構えるGackt。自宅や現地での生活の様子がたびたびテレビで取り上げられ、見たことがある人もいるはずだ。実際、物価も安くて治安も比較的良いため、東南アジアではタイと並んで老後にリタイア暮らしをしたい国として人気だという。

 また、東南アジアだとインドネシアに住んでいる芸能人もいる。現在、プロ野球復帰を目指す新庄剛志が2020年夏までバリ島に住んでいたことでも知られているが、首都ジャカルタにはAKB48やJKT48の元メンバーで今も現地の売れっ子タレントとして活躍する仲川遥香が住んでいる。

 そして、意外なことに俳優のディーン・フジオカの自宅もジャカルタにある。もともと日本よりも中国本土や香港、台湾などの映画・ドラマに数多く出演していた人物だが、彼の妻は中国系インドネシア人。そのことが関係していると思うが、いかにも国際派らしい選択だ。

 また、台湾には元卓球選手の福原愛のほか、“初代ミスマリンちゃん”として活躍した元グラドルの大久保麻理子が2011年に移住。現地でタレント・女優として日本在住のとき以上に活躍している。

 アジア圏以外に目を向けると、フリーアナウンサーでエッセイストの小島慶子がオーストラリアのパース、元わらべのメンバーでタレントの倉沢敦美がUAEのドバイ、かつてデューク式ウォーキングで一世を風靡したウォーキングトレーナーのデューク更家がモナコ、映画化もされた「テルマエ・ロマエ」で知られる漫画家ヤマザキマリがイタリアでそれぞれ暮らしている。

 海外暮らしゆえの苦労は当然あると思うが、異国ゆえに日本のメディアに追われることもない。それだけに彼らにとってはむしろ居心地がいいのかもしれない。

(高島昌俊)

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