若手4人は戦力外に!「ラストチャンス」から3年経った斎藤佑樹の“首の皮”

 ラストチャンスはいつまで続く!? 日本ハムが宮台康平投手(25)、吉田侑樹投手(26)、鈴木遼太郎投手(24)、姫野優也外野手(23)の4選手と来季の契約を結ばないことを発表したのは11月25日のことだった。

 17年にドラフト7位で入団した宮台は、東京大学出身者としては実に13年ぶりのドラフト指名として注目を集めたが、1年目に1試合に先発で登板しただけで、以降の1軍登板はなかった。

 吉田は今季5試合に登板し0勝0敗、防御率4.26と結果を残せずに残念ながら戦力外となってしまったようだ。

 いずれも入団から5年未満の若い選手とあって、もう少しチャンスを与えてもいいようにも思えるが、プロの世界は甘くないということだろう。

 しかし、このニュースに対しての反応を見ると、同球団の斎藤佑樹(32)の名前がやたらと挙がっており、《いやいや、ハンカチの方が先にクビにするべきだろ》《なぜ伸びしろがある若手を切って、斎藤は切られない》《きっと戦力外になった4選手も不公平に感じてるだろうな》《彼が居座り続けることで支配下の枠がひとつ埋まり、他の人が切られる事に繋がるんだよなぁ》《斎藤はいい加減、自分から退団を名乗り出ればいいのに》など、斎藤の残留を不満に感じているという類のコメントばかりが見受けられている。

「4球団競合の抽選の末、2010年のドラフト1位で日ハムに入団するも、プロ10年間での通算勝利数は15勝。これまで3年連続未勝利で、今シーズンに限ってはプロ入り後初の一軍登板なし。鳴り物入りで入団した割には明らかに物足りない成績とあって、毎年この時期になると、斎藤の名前が野球ファンからやたらと挙がってきていますが、斎藤本人も17年シーズンの最終登板前のインタビューでは『ラストチャンスだと思って最後、出し切るしかないと思う』とコメントしていただけに、いつクビを切られてもおかしくないという危機感を抱いているはず。しかし、いつになってもそのラストチャンスが続いているため、違和感を抱く人が多いのでしょう」(スポーツ誌ライター)

 斎藤があまりにクビにならないこともあって、ネット上では、プロ入り後一定の年数はクビにならない特別な契約を結んでいるという噂や、年俸以上の広告効果やグッズ売り上げが見込めるため球団があえて客寄せパンダとして残しているという憶測も見られている。

 昨年大みそかに一般女性との結婚を発表した斎藤にとっては首の皮が一枚繋がったという心境なのだろうが、来年こそは実力で野球ファンを黙らせて、文句なしの残留を決めて欲しいところだ。

(田中康)

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