廃棄処分したら10万円の大損!? 古民家ブームでレトロなガラス戸がお宝化

 古民家ブームで火鉢が高値で売れていると、このコーナーで紹介した。が、このブームはなかなか奥深い。おかげで火鉢以外にも意外なレトロ商品が人気を博しているのだ。

「それがガラス戸です。昔の木造住宅の窓や引き戸は木枠のガラス戸が使われていたでしょう。ライフスタイルにこだわりがある人にしてみると、オシャレらしいのです。現在、消防法で外部に面する窓を木枠にすることはできないので、あくまで内部の建具として使います。究極的には木枠は必要なく、そのレトロなガラス戸に使われている板ガラスだけでも売れます」

 と、ヤフオクウオッチャーが力説するが、ピンとこないので「ヤフオク」で検索。画像を見て、確かにレトロだと納得した。

 白く塗られた木枠のガラス部分は長方形に仕切られ、最も大きい部分が波打つ板ガラス。そして色付きガラスが小さい部分にあしらわれている。波打つガラスや色付きガラスは最近は見なくなった。この引き戸が2枚で10万8000円という高値で落札されていた。

 また、板ガラスを検索してみると、花の模様が刻まれた曇りガラス1枚が2万1000円で売れていた。

「ガラス加工によって大きく値段が変わってきますが、レトロな雰囲気を持ったガラスは3000円程度で売れます。特に、星の柄があると高値になりやすいです」(前出・ヤフオクウオッチャー)

 リフォームで不要なガラスがあるなら、廃棄処分に費用をかけるより出品する手間をかけたほうがよさそうだ。

マネー